お弁当の基本のキ~味付け編~
連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。
すっかり桜も散って、新緑の美しさが目に鮮やかですね。
#くらしの新年度 が始まったみなさん、
きっと疲れが出てくるころなので
お昼休みだけでも、ほっと一息つきませんか?
さて、先日はお弁当の詰め方についてお話しましたが、
今日は味付け編。
わくわくしながらお弁当を食べたら、
あれ?思っていたよりも、味がぼんやりしている!
さまざまな要因がありますが、ひとつには
人間の味覚は体温に近いと最も感知されるため
作りたてはおいしくても
冷めると味が薄く感じてしまうとのこと。。
そこで、冷めてもおいしいおかずを作ってみましょう^^
味を濃くしようと思うとお塩やお醤油などの
塩味が思い浮かぶのですが、これは要注意。
身体への影響のほかにも、塩味は食材を硬くしてしまいます。
ポイントは、
1.酸味と旨味を味方にする
2.”粉”の二段使い
です。
今回は、ごはんとから揚げに梅酢を使用しています。
酸味は塩味より味が残りやすく防腐効果もあるので、
塩→塩麹or酢
砂糖→甘酒
醤油→だし醤油or醤油麹
のように置き換え、いつもより濃いめに味をつけてみてください。
発酵食品には素材の旨味を引き出す効果があるので、
より、味がしっかり感じられますよ!
※梅酢は塩分も含むためお好みに合わせて使用してください
先日海外の方向けにお弁当のレッスンをしたのですが、
そこでも甘酒は人気でした^^
さてポイントの2つ目、”粉”の二段使いですが、
下味用の粉+衣用の粉で味を閉じ込めます。
鶏肉の余分な水気と脂肪を除き、
14~16切れにし梅酢と塩麹を各大さじ1もみこみます。
今回は梅酢ですが、米酢やワインビネガーでも。
もっとお肉が柔らかくなります^^
ここで漬け込む前に片栗粉大さじ1を投入。
この片栗粉を全体にもみこんでから10分ほど置いて、
新たに衣用の粉(今回は米粉)をまぶし、揚げます。
片栗粉を下味に加えると、
お肉の膜になり味が抜けにくくなるので
是非お試しください◎
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