お弁当の基本のキ~味付け編~

2023.04.17
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

すっかり桜も散って、新緑の美しさが目に鮮やかですね。
#くらしの新年度 が始まったみなさん、
きっと疲れが出てくるころなので
お昼休みだけでも、ほっと一息つきませんか?

 さて、先日はお弁当の詰め方についてお話しましたが、

今日は味付け編。

 わくわくしながらお弁当を食べたら、

あれ?思っていたよりも、味がぼんやりしている! 

さまざまな要因がありますが、ひとつには
人間の味覚は体温に近いと最も感知されるため
作りたてはおいしくても
冷めると味が薄く感じてしまうとのこと。。

そこで、冷めてもおいしいおかずを作ってみましょう^^

 

味を濃くしようと思うとお塩やお醤油などの
塩味が思い浮かぶのですが、これは要注意。

身体への影響のほかにも、塩味は食材を硬くしてしまいます。

 

ポイントは、

1.酸味と旨味を味方にする

2.”粉”の二段使い

です。 

今回は、ごはんとから揚げに梅酢を使用しています。

酸味は塩味より味が残りやすく防腐効果もあるので、

塩→塩麹or酢
砂糖→甘酒
醤油→だし醤油or醤油麹
 

のように置き換え、いつもより濃いめに味をつけてみてください。

発酵食品には素材の旨味を引き出す効果があるので、
より、味がしっかり感じられますよ!

※梅酢は塩分も含むためお好みに合わせて使用してください

 
先日海外の方向けにお弁当のレッスンをしたのですが、
そこでも甘酒は人気でした^^

 さてポイントの2つ目、”粉”の二段使いですが、

下味用の粉+衣用の粉で味を閉じ込めます。

 鶏肉の余分な水気と脂肪を除き、
14~16切れにし梅酢と塩麹を各大さじ1もみこみます。

今回は梅酢ですが、米酢やワインビネガーでも。
もっとお肉が柔らかくなります^^

ここで漬け込む前に片栗粉大さじ1を投入。

この片栗粉を全体にもみこんでから10分ほど置いて、
新たに衣用の粉(今回は米粉)をまぶし、揚げます。

 

片栗粉を下味に加えると、
お肉の膜になり味が抜けにくくなるので
是非お試しください◎

 

 


焼き筍とごま 菜の花の混ぜご飯、甘酒のだし巻き
梅酢と塩こうじのから揚げ、菜の花のごま和え、人参の甘煮

 

 

【今月の旬食材】筍

春のストレスを和らげる代表格!白い粉のような
物質はチロシンといううまみ成分なので、
必要以上に取らなくてOK!
自律神経のバランスを整える食材です。





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