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118 件の結果

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    夏の日差しと染める、柿渋染め
    夏の日差しと染める、柿渋染め
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  表に出ると、ピカッとお日様の日差しが眩しい八月になりました。子供たちは夏休み。庭の手入れに出るのは朝のなるべく早いうちに、と思いながら、もたもた朝食をスタートしていたら、庭はすっかり熱気に包まれます。そんな暑さの中、玄関のシンボル、百日紅が咲き始めました。暑に負けないような、元気なピンク色です。 ✔︎ 夏の強い日差しを活かした、柿渋染めの特徴とは  ここ数年は暑くて参ってしまう夏の日差しですが、強い日差しから染物ができることをご存じでしょうか。柿渋染めは、渋柿の搾った汁を発酵・熟成させたもので、糸や布を染める工法です。媒染の違いによって、茶色から黒に近い焦げ茶色まで染まります。 あわせて読みたい 真鍋さんと染め物 > 藍のたたき染め / どんぐり染め  布を丈夫にしたり、虫を防いだり、防水効果があったりと、とても優秀です。そして一番の魅力は、太陽の光に当てることで、より深い色になっていくことです。 一般的に植物染めをした布は、日光に当たると徐々に退色していくのですが、この柿渋染めは違っていて、日光によって色が育っていく染め方なのです。力強く、丈夫、経年変化で育てていく布は、まるで動物の革のような質感にも感じます。 プラスチックやビニールの無い時代、紙に柿渋を塗って番傘にしたり、布に柿渋を塗って、丈夫な袋にしたり、木製建具に塗って家を守ったり、身近な柿から柿渋を作って、その都度塗って直して、家庭の中でも、そんな風に手作りの暮らしがあったんだなと思うと、昔の人々の知恵と工夫に感動します。 【やり方】柿渋染め|刷毛染めと浸し染め 柿渋はホームセンターで手に入ります。たくさん使う場合は、染料店や柿渋専門店のインターネット販売で求めることができます。 <ペンキのように刷毛で布に塗る方法> 布に直接刷毛で塗り、日に当てる、乾いたらまた柿渋を刷毛で塗る、乾かす、を繰り返します。最初は淡い色ですが、徐々に濃い色になっていきます。コツは、しっかり布に染み込むようにたっぷりの柿渋で塗ることです。柿渋が少量でも染められ、表面がパリッとした質感になります。 <浸して染める方法> 柿渋がたくさんあれば、おすすめなのが布を浸して染める方法です。たらいなどに柿渋を入れて、布を浸します。何度も押して、繊維の中まで柿渋を行きわたらせます。日に当てる、浸す、日に当てる、と繰り返して、徐々に濃い色に染めます。表面だけでなく中まで染めるので、色が長持ちしますし、布の補強にもなります。 柿渋染めした帆布と皮を合わせたリュック、末っ子の手提げバックと上履き袋。植物染めをしたけれど、退色してきたバッグの染め直し ー 柿渋で色々と染めてきました。他の植物染めにはない、ぱりっとした質感も、使うほどになじんで、角が擦れて退色する味わいもかっこよくて、頼りない布でも丈夫にしてくれるところも嬉しいです。夏の日差しも楽しみになりますよ。 来月、家族一同長く住んだ東京を離れることになりました。土に近い暮らしへ一歩近づいたら、渋柿から柿渋を作ってみたいなと思っています。 それからまだまだ、挑戦してみたいことがいっぱい。次回からのくらしの図工室は、新天地よりお送りします。どうぞお付き合いください。 #染め物と暮らし 8月の読みもの 8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、9月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 7月 | 一覧 | 9月 ≫
    フクギの実のおはなし
    フクギの実のおはなし
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  古くから沖縄では屋敷を守る防風林として植えられてきたフクギ(福木)。我が家の屋敷の周りにも、背の高いフクギが植えられていて、見上げるほどの大木に育っています。夏の終わりのちょうど今、そのフクギの木には、丸くて黄色い実がたくさん実っています。 あわせて読みたい  そんなフクギの実ですが、残念ながら美味しいわけではないので、たくさん実ってもただ地面に落ちるだけ。しかも道路に落ちたフクギの実は通行する車に潰されて見るも無惨な姿になり、きれいに掃き掃除しても、また次の日にはたくさん落ちて潰れているという有様で、なかなか大変で厄介な存在なのです。沖縄ではきっと同じように竹ボウキを手に道路を掃きながら、「何とかならないものか」と思いを巡らせている人が多いはずです。  けれどもフクギの木は、昔から沖縄では黄金色に染まる貴重な染料とされてきたものです。フクギの木の樹皮や枝や葉が染料になるということは、フクギの実からもおそらく染められるはず。そう考えたところで、以前友人がフクギの実の中から種を取り出して染めを試みていたことを思い出し、私も試してみることにしました。  思い立ったらすぐ行動。竹ボウキで道路の掃き掃除をしながら、落ちているフクギの実を集め、中から種を取り出します。落ちて車に潰されているフクギの実の種も同様に拾って集めたのですが、こちらの方が最初から潰れている分、染液を取り出すには良さそうでした。 集めたフクギの種を圧力鍋でじっくりと煮出して、取り出した染料に木綿の布を浸して染めてみると  …鮮やかな黄色に染まりました!  道路に落ちて車に潰されたフクギの実で、こんなにきれいな色に草木染めができるなんて。しかも今の季節ならではの、うんざりするようなフクギの実の掃き掃除の中に、種を拾う楽しみを見出せるなんて。  日々の暮らしの中で、ふと立ち止まって考えてみたり、発想を転換したりすることで、新しく見えてくる世界があります。価値が「ない」とされているものに、実は価値が「ある」というように。 厄介者だと思っていたフクギの実も、実は豊かな恵みだったのでした。見方を変えれば、価値がないと思っていたものも、宝物に変わるのです。そんな小さな気づきを重ねながら、自然とともに暮らす日々をこれからも大切に過ごせたらと思います。 #植物と暮らし / #染め物と暮らし 9月の読みもの 9月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、10月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 8月 | 一覧 | 10月 ≫
    インド藍のおはなし|2025
    インド藍のおはなし|2025
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  我が家の庭には高さ2メートルほどのインド藍の木が数本生えています。インド藍というのは、和名ではナンバンコマツナギといい、熱帯、亜熱帯地方に育つマメ科の植物で、藍染の原料ともなり、高さ2メートルほどの大木に育つので木藍とも呼ばれます。 あわせて読みたい  そのインド藍の木のうちの一本が、先日の警報級の大雨で、ポッキリと折れてしまいました。見ると木の高さが2メートルを超えているのに、木の上の方ばかりにたくさんの葉が広がっていました。これでは木の上部ばかりに重さが集中してしまうために、大雨を受けた時に耐えられず、重みで折れてしまうわけです。このままだとほかのインド藍の木も同じように折れてしまいそうなので、木の上の方を軽くするために枝を剪定することにしました。  剪定しようとしてよく見ると、インド藍の木の枝には黒い小さな鞘状の種がびっしりとついていました。 インド藍の種は暑い時期にならないと発芽しないと言われますから、暑くなってきた今の時期に合わせて種をつけ、それが下に落ちて散らばり、発芽するというサイクルなのでしょう。地面をよく見てみると小さなインド藍の芽がいくつも生えていました。  剪定したインド藍のほとんどは乾燥させましたが、ふと思い立ち、数枚の葉を用いて叩き染めができないか、試してみることにしました。 あわせて読みたい  白い麻の布の上にインド藍の葉を並べて置いて‥  上に白の麻布を重ねて、叩く、叩く、叩く。  しっかり叩いたら葉を取り除いて‥  ゴシゴシとよく水洗いします。  空気に触れさせると酸化して青くなってきました。 「緑はその両界に 生と死のあわいに明滅する色である」  染織家である志村ふくみさんの「白のままでは生きられない」という本の中の一節にある言葉ですが、藍で染めた色が緑から青に少しずつゆっくりと色を変えていく様を目の当たりにすると、この言葉を思い起こさずにはいられません。生なる色から死する色へ。留めおくことのできない、その変わりゆく瞬間の色こそ1番美しいのではないかとさえ感じます。 一見何の変哲もない薄くて丸いインド藍の葉の中に、このような青い色が内包されているという植物の神秘。自分の暮らしのすぐ隣に存在する植物が持つ奥深い魅力に日々惹きつけられながら、今日も島で暮らしています。 #染め物と暮らし 5月の読みもの 5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、6月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 4月 | 一覧 | 6月 ≫
    インド藍のおはなし|2024
    インド藍のおはなし|2024
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさんより、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  移住したての頃、西表島で島の植物による染織を行っている紅露工房の石垣昭子さんから、インド藍の種をもらって蒔きました。それからというものずっと、我が家の庭の畑には常にインド藍が絶えることなく生い茂っています。 あわせて読みたい  インド藍は木藍とも呼ばれ、多年草であるため、台風などの被害に遭わなければ、数年かけて2メートル以上もの大きさの木に成長します。 今の時期、我が家ではちょうどインド藍の花が咲いています。マメ科であるインド藍の花はわずか数ミリ程度の、ピンクがかったオレンジ色の小さな可愛らしい花です。  花が咲き終わった後には、小さなバナナのような形の緑色のサヤが房のようにつきます。やがて緑色のサヤはカラカラに茶色に乾き、その中には黒くて四角い種が並んで詰まっています。いつしかサヤの中の種はこぼれ落ち、真夏の暑い時期になると、自然にあちこちで芽を出します。  木藍とも呼ばれるインド藍ではありますが、木の幹は比較的柔らかく、台風の強風にさらされるとバキバキに折れてしまいます。なので私の場合は、大きめの台風が接近する前に台風対策の一環として、インド藍の木から葉だけを全部刈り取り、刈り取った葉を発酵させて藍染をすることが多いです。  藍染をしようと思ってインド藍を刈り取るのではなく、台風が接近して必要に迫られてインド藍の葉を刈り取り、ドタバタと藍染をすることが多いので、いつも用意周到とは言えません。ざっと家中の布や服を見渡して、手当たり次第に染めるということが多いのですが、白いリネンのシャツをインド藍で染めたときは、とても綺麗な水色に染まりました。 あわせて読みたい  こちらはお隣石垣島の催事にて、昔の八重山上布や麻などの着物とともに、古い着物を解いた端切れが束になって売られていた時のものをインド藍で藍染したもの。その染め上げた様々な素材や大きさの布たちを、韓国のポジャギのように繋ぎ合わせて一枚の布に仕立てました。 昔々の八重山の女性が苧麻を績み、織り、着物に仕立て、暮らしの中で使い古し、解いて端切れとなったであろう布は、台風のために刈り取られたインド藍の葉で青く染め、繋ぎ合わされることで、一枚の涼しげな布に生まれ変わり、西表島の夏の強い日差しを遮るのにうってつけの布になりました。 新しいものを買うより、身近にあって生かされる時を待っているものたちに目を向け、それらを生かしたり、再び息を吹き込むことができたら。そんなことを常に考えながら暮らしています。 #染め物と暮らし 3月の読みもの 3月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、4月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 2月 | 一覧 | 4月 ≫
    月桃染めのおはなし<span class="blog_title_sub">〜月桃の色を布に移す草木染め〜</span>
    月桃染めのおはなし〜月桃の色を布に移す草木染め〜
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  沖縄はひと足先に梅雨入りとなりました。雨に潤う季節の中、島のあちこちでは月桃の花がたわわに咲き溢れています。 あわせて読みたい  庭の片隅の日当たりがあまり良くないところで育っていた月桃は、日差しを求めてなのか約3メートルほどのかなりの背丈に育っていました。ところが背丈の割にヒョロヒョロと細かったためか、先日の雨と風で手前の月桃が大きく倒れ、小径を塞いでしまいました。  道が通れるようにと刈り取った月桃は、いつもなら小径の脇に積んで土に還すのですが、まだ花咲く前の蕾を内包していたものまでも刈り取ってしまったことが心苦しくもあり、土に還す前に月桃染めを試みようと思いたちました。 ✔︎ 月桃を煮出して染液をつくる  まず月桃を細かく刻み、大きめの鍋に刻んだ月桃と、月桃がひたひたに浸るくらいの水を入れてコトコトと煮出します。ちなみに我が家には庭に手製の竈門(かまど)があるので、ガス台ではなく竈門で薪の火を焚いて煮出しました。 大切な月桃素材。しっかりとじっくりと月桃から染液をいただきたかったので、水が少なくなったらまた足して、少なくなったらまた足してを繰り返しながら、夕方から夜になるまで煮出し続け、さらに余熱の中そのまま一晩置きました。  夜の間にじっくりと抽出された月桃染料を、翌朝ザルで濾して染液を取り出しました。どうやら月桃の色はしっかりと染液に移されたようで、真っ赤な色鮮やかな月桃の色の染液が現れました。 ✔︎ 月桃の色を布に移す  竈門に火を入れて月桃の染液を熱した後、染めたい服や布を染液に浸して熱しながら染めます。絹布、木綿、リネン、同じ染液に浸したというのに、生地によって全く染まり方が異なることが面白く、不思議でもあります。 火を止めた後も、ムラにならないように時々撹拌しながら、染液が冷めるまで服や布を染液に浸しておきます。  染液が冷めて、程よく染まったと思えたタイミングで、布や服を取り出してよく絞った後、海に晒しに行きます。海水には塩化ナトリウムをはじめ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウムといった天然のミネラルが含まれています。海晒しは、そういった海水のミネラル成分による媒染のため、色止めのために行います。(とはいえ海に含まれるミネラル成分は微量です。私のような、単なる暮らしのための染めの場合はこれでも良いのですが、本格的に草木染めをする方々は、媒染液を用いてしっかりと色止めしておられます)  月桃からいただいた色は優しいピンクを基調としたあたたかな色でした。 「植物の中から引き離すようにして 液体となった色彩は、植物の命」  染織家である志村ふくみさんの言葉を胸に、月桃からいただいた色、大切に身に纏いたいものです。 #染め物と暮らし / #植物と暮らし 【365】 完全天日塩 こだわりの細かめ粒子の塩 カートに追加 5月の読みもの 5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、6月の準備などの記事をお楽しみください。 ≪ 4月 | 一覧 | 6月 ≫
    フクギのおはなし
    フクギのおはなし
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさんより、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  真っ直ぐに空に向かって木の幹が伸び、その根も真っ直ぐ地中深く伸び、台風の時の暴風にも耐え、屋敷を守ってくれるということで、沖縄では昔から防風林として屋敷の周囲に植えられてきたフクギ(福木)の木。私の暮らす集落一帯も、このフクギに覆われていて、家々を台風から守るとともに、夏場の強い太陽の光を遮り木陰をつくってくれています。  またフクギは昔から染色の材料としても重宝されており、樹皮を煮出して黄色の染液を取り出し、染色に使われてきました。 特に八重山の島々の祭では、弥勒(ミルク)様という神様が身につける着物に、福木染めが施された黄色の衣装が用いられており、私が暮らしている村の節祭(シチ)という祭でも、八重山上布を福木染めした着物に、木綿を福木染めした帯、といった黄色の衣装を身に付けてミルク様が登場します。  ただこのフクギの木は、成長するにつれて、木の幹も太く、背も高く、放っておくとかなりの巨木になってしまいます。あまりに大きくなり過ぎてしまうと、倒木の危険性も出てきてしまい、かえって危ないため、時折剪定を加えたりしながら、上手に木と付き合っていく必要があります。  というわけで、我が家にそびえ立つ大きなフクギの木も、まだ小さなフクギの木も、時折剪定を加えるのですが、剪定した枝や葉をそのまま土に還してしまうのは忍びないので、その剪定した枝や葉で、福木染めをしてみることにしました。 樹皮ではなく、フクギの小枝や葉を用いるため、濃い染液は取り出しにくいだろうと予想して、煮出しやすいように枝も葉っぱも細かく細かく刻みます。そしてしっかりと抽出するために、圧力鍋を使用して、煮出して、煮詰めて、水を加えて、また煮詰めて‥を繰り返し、しっかりとフクギの木の精を染液として取り出した後、絹の布を染めてみました。後で水で流すことを考えると、媒染液にはあまり科学的な薬品を使いたくないので、媒染は石灰のみ。幾度か繰り返して染めた後、媒染液に浸し、水洗いして乾かすと‥  黄色というよりは、光り輝く黄金色!なんとも美しい黄金色の布に染め上がりました。  染め上がったこの美しい布を、ただしまっておくだけではもったいない、何かの形に生かしたいと思っていたところ、閃いたのがピンクッションの布にするということでした。  そこで、先日行われたクラシコサエルの「ヤエヤマヤシのカゴ編みワークショップ」へこちらの福木染めで染めた黄金色の絹布も持参して、ヤエヤマヤシでカゴを編んだ後、好きな布を選んでピンクッションを作るという段階で、こちらのフクギ染めの布も選んでもらえるようにしました。 すると、半分近くの方がこちらの福木染めの布を選んでくれて、こちらの布を使って、可愛らしいピンクッションを仕上げてくれたのでした。 あわせて読みたい  フクギの木の生命の一部、そしてそこから木の精をいただく以上、染めて終わり、ではなくて、それを日々の暮らしの中で生かせる形にできたら。 「ゴミになるものは作らない」という島の大先輩である紅露工房の石垣昭子さんの言葉を胸に、まだまだ その域には到底辿り着けないけれども、いつでも作ったその先の世界にまで思いを馳せながら、ものづくりをしたいと思う私です。 #染め物と暮らし 9月の読みもの 9月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、10月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 8月 | 一覧 | 10月 ≫
    蓼藍の生葉染めで、青をいただく<span class="blog_title_sub">〜畑で育てた蓼藍で楽しむ夏の藍染め〜</span>
    蓼藍の生葉染めで、青をいただく〜畑で育てた蓼藍で楽しむ夏の藍染め〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  先日、沖縄の離島へ旅をしてきました。海の群青や、緑青色、空の浅黄色、植物や山の草緑。青だけで作るパレットがいっぱいになりそうな旅でした。山梨の畑で育った蓼藍で染めたばかりの、空色の服も一緒に。 ✔︎ 畑で育てた蓼藍と、一年目の夏  山梨に移住して8月でちょうど一年になります。移住する前は、うまくやっていけるのか、心配なこともありました。でも思い切って飛び込んでみた結果、土に近い暮らしの心地よさを、日々感じています。私にとって、家のすぐ裏の広い畑を借りられたのも、大きな変化のひとつでした。日々の食卓に上る野菜作りもさることながら、それと同じくらい、暮らしの布を染めるための植物を育てることができるのが、嬉しいです。 この夏は、東京時代にプランターで育てていた蓼藍の種を広い畑に蒔いて、念願の藍畑ができました。今まではどうしても量が足りず、服を染めるところまでたどり着けなかったのですが、今年は初めて、身に付ける服を、畑で育てた藍から色をいただき、染めることができました。今回は、そんな蓼藍の生葉染めのことをご紹介します。 あわせて読みたい 蓼藍の生葉を使った化学建てで、コットンやリネンを染める 蓼藍とは、タデ科イヌタデ属の一年草で、日本では奈良時代から藍染めの原料として、栽培されてきました。葉には、インディゴという青に染まる成分があります。植物染めでは、青く染めることのできる植物を総称して藍と呼びます。その中でも、蓼藍は、夏の暑さでも水だけでぐんぐん伸びる育てやすい草なのです。 必要なもの ・蓼藍の葉・ジューサー・ネット・バケツ・ゴム手袋・ソーダ灰 ・ハイドロ ※ソーダ灰・ハイドロは藍染め専用の薬品で、染料店などで購入できます。 取り扱い・廃棄は各商品の表示や自治体のルールに従ってください。 染め方 1. 朝摘みした蓼藍の葉をジューサーにかけ、葉を濾して染液を作る。 2. 染液にソーダ灰とハイドロを加えて還元し、あらかじめ浸しておいた布を20分浸す。 3. 布を空気に触れさせると、黄緑色から青へと変化する。 水でよくすすぎ、干して完成。 ✔︎ 藍染めならではの、青へと変化する美しさ  藍染めが他の植物染めと違うのが、還元して色を布に移し、空気に触れさせて、青く変化させるというところ。染液の中で黄緑色だった布が、徐々に発光したような青になっていきます。水で洗うと、さらに青が深くなり。この工程は、何度やっても神秘的で見入ってしまい、あれもこれもと布や服を引っ張り出してきて染め続け、気付くと深夜2時。布によっても、染める回数や時間によっても、同じではない、たくさんの青が染まりました。大人になってもわくわくして眠れないことがあるなんて、自分でもびっくりしてしまうほどです。  藍染めをしていると、目に見えるもの、内包するもの、消えていくもの、現れるもの、どれかひとつでもないし、移ろっていくことは自然なのだと感じます。そして、そんなふうにして染まった植物の青を取り入れるのは、心地よく、涼やかな気持ちになります。 今年は、薬品を使う化学建てという方法で染めましたが、次にやってみたいのは発酵建てです。薬品が無い時代、藍の発酵するパワーで、古くから染められている方法です。一歩ずつ、藍と仲良くなっていけたらいいなと思っています。 #染め物と暮らし コットンリネンのエプロン 家事仕事を楽しく軽やかに 軽やかなイエローも 8月の読みもの 8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、9月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 7月 | 一覧 | 9月 ≫
    苧麻のおはなし|2023
    苧麻のおはなし|2023
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさんより、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  7月に入ると 、島は本格的な台風シーズンとなります。赤道近くで発生する台風は、西表島を含む八重山諸島へは、かなりの大きさと威力を保ったまま、上陸することが多いのです。  大きな台風が直撃すると、木が倒れ、果樹が落ち、停電し、家屋に被害が出ることも。  なので 台風が近づくとなると、島人(しまんちゅ)は みな、木の雨戸を固定したり、飛ばされそうなものを屋内にしまったり、吹き飛ばされないよう縛ったり、落ちてしまう前に果樹を収穫したり、停電に備えて灯りを準備したり、厳重に台風対策をします。  我が家も台風対策の際には、畑の作物をあらかじめ収穫しておきます。先日も台風発生との予報を受け、だいぶ背が高くなっていた苧麻を、台風で倒れる前に収穫しました。  苧麻というのは イラクサ科の多年草で、八重山では八重山上布を織るために、大切に栽培されてきた植物です。また、麻の仲間の苧麻からは、とても丈夫で強い繊維がとれます。  台風の時であっても、植物を収穫する時には、必ず手を合わせます。決して無駄にはしません と。植物の生命に語りかけるように。約束をするように。  そうして収穫した苧麻の茎の部分から、やさしく丁寧に苧麻の表皮を剥ぎます。  そして剥いだ表皮を 発酵させ、繊維を取り出しやすくするために、水に浸しておきます。  一晩浸して柔らかくなった苧麻を、固いものでしごいて 繊維を取り出します。  採れた苧麻の繊維は、細紐を綯って 箒やクバ扇の持ち手の紐にしたり、小包を包む紐にしたり、何かを束ねるのに用いたりします。  また島では、苧麻には魔除けの力があるとされています。昔、同じ村の中ででしたけれども、新しい家に引っ越すことになった時、近所のおばあから「新しい家で暮らし始める前に、小さな子どもの手足には、苧麻を巻いてやりなさい。自然に取れるまで。」と教わりました。 なんでも苧麻にはマジムン(良くないもの)から身を守ってくれる力があるのだとか。引越しという、新たな環境での暮らしの変化による目に見えないストレスに対し、子どもの手足に苧麻を巻いてやり、これで大丈夫だよと子どもの心に寄り添うという意味でも、あたたかな良き風習だなと思います。 そんな、暮らしの中で身近な苧麻という植物なのですが、実は今までずっと苧麻の葉についてだけは、うまく生かすことができず、そのまま苧麻畑の土に還していました。  そんな中ある方に、苧麻の葉で草木染めができること、苧麻の草木染めによって、木綿の布が鮮やかな黄色に染まったこと、を教えてもらいました。  さっそく刈り取った苧麻の葉を煮出し、じっくりと濃い目に煮出した苧麻の葉の染液に、私の場合は麻のストールを浸し、染めを施すと‥  ‥不思議。  彼女の木綿の布は鮮やかな黄色に染まっていたのに、私の麻のストールは、アースピンク色に染まりました。 あわせて読みたい きっと どんな素材を染めるのか、どんな風に染めるのかによっても染まり方は異なるのでしょうけれど、人にも色々な人がいるように、同じ苧麻という植物も個性は色々で、日当たりや土壌の性質や、生育環境や収穫の時期によって、植物そのものの身体に流れる色も、異なるのでしょうね。    植物の中からひき離すようにして     液体となった色彩は植物の命ー白のままでは生きられないー        志村ふくみ著    植物の中からひき離すようにして、液体となった色彩は植物の命‥ この色を出したい、こんな色に染めたい、ではなくて、その植物が内包する生命の色こそが全て。 この形を出したい、こんなふうに仕上げたい、ではなくて、その植物の持つクセや形などの、特性や個性が全て。  日々植物の生命をいただいて、暮らしのまわりの生活道具を製作している身として、いつでもその生命を頂いているということを、忘れないようにしたいものです。 #染め物と暮らし 7月の読みもの 7月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、8月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 6月 | 一覧 | 8月 ≫...
    藍のたたき染め
    藍のたたき染め
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 東京郊外の、自宅の庭の近況です。家の裏の農園が縮小されることになって、たくさん植えられていた大きな木が切られました。現在は家の裏は空き地のような状態なのですが、木陰が無くなり、日当たりがとても良くなりました。日当たりが良いというのは聞こえは良いですが、夏の熱気はとてつもないです。今まで、家のすぐ裏の森のような木々や草の恩恵を受けていたことに気づきました。それと引き換えに、今年は自宅で大きく育ったミモザとユーカリ、杏の木の木陰には、助けられています。 3人の子どもたちは大きくなって、毎年恒例、庭のビニールプールのリクエストが未だに来ていません。そうなると、ちょっとさみしい母です。 暑くても元気なのは、プランターで育てている藍たち! 藍には色々と種類があるのですが、庭で育てているのは蓼藍(タデアイ)です。本州では一般的な、藍染めができる植物です。 あわせて読みたい とても強い草で、こぼれ種でも発芽しますし、プランターで簡単に育ちます。本格的な藍色から紺色を染めるには、発酵させて還元させる、「藍建て」という難しい工程が必要ですが、生の葉っぱを使う生葉染めは、家庭でも簡単に行うことができます。アトリエでは、毎年11月ごろ自家採種した種を、5月ごろに蒔いて育てた藍を使って、たたき初めをします。エコバッグやTシャツなどに、葉っぱの形をそのまま叩いて染めます。組み合わせて模様を考えても良いし、葉っぱを切って形を作っても楽しいです。爽やかな空色になるので、この季節にぴったりです。手順をご紹介します。 《方法》藍のたたき染め 材料 ・藍の葉・染めたい布(綿、麻、シルク、ウールなどの天然繊維のもので、厚みや凹凸の少ないもの) 道具 ・調理用保存袋 中くらいを一枚(はさみで切って2枚に開いておく)・トンカチ・まな板 手順 ①藍の葉は染める直前に切って瓶に挿します。できれば水揚げが良い午前中の早めの時間がいいです。プランターで育てている場合は、そのまま室内に持ち込んで、その都度切るのが一番です。 ②葉っぱを布の上に置いてみて、レイアウトが決まったら、まな板、保存袋、布、保存袋の順に重ねて、トンカチで叩きます。コツは、ずれないように真上から叩くこと、なるべく水分を含んだ緑色の濃い葉っぱを選ぶことです。 ③染め終わったら、一度水洗いして、付いた葉や、余分な染液を落とします。 ④石鹸水で洗ってすすぎます。緑色だった葉の形が、青みを帯びてきます。 保存袋で挟むことで、藍の汁が無駄なく布へ染み込みます。ラップだと、叩いているうちに破けてしまうことがあります。お子さんとやってみる場合は、葉っぱがずれてしまわないように、葉っぱをセロハンテープで布へ固定してから叩いてみてください。 たたき染めは、薬品も使わないですし、使うお水も少しだけ、環境に優しい染めものです。藍の種は最近ではネットでも販売されていたり、たくさん採れるので育てている方から譲っていただくのもいいと思います。アトリエでも、冬頃希望の方へお譲りしています。種まきからじっくり成長を楽しみながら、夏の空のような藍のたたき染めの空色を、ぜひご自宅で楽しんでみてください。あとしばらく、暑い夏を乗り切りましょう。 #染め物と暮らし 8月の読みもの 8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、8月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 7月 | 一覧 | 9月 ≫
    あたたかな色、どんぐり染め
    あたたかな色、どんぐり染め
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  暑かった夏が終わりに近づき、ようやく心地よい秋風が吹くようになりました。私の住む東京都国分寺市には、あちらこちらに栗の農園があります。この時期のお楽しみは、直売所に並ぶ栗です。ツヤツヤ採れたての栗が買えるのは、ここに住んでいる特権だなぁと思います。これから涼しくなって、美味しいものやお出かけが楽しい季節がやってきます。そして、私にとっては秋から冬は手仕事シーズン!自然の恵みをたくさんいただいて、庭に出て染色や木工、リース作り、服作り、ハーブを収穫したり、庭のリフォームと、やりたいことが目白押しです。  さて10月は、ベストシーズンのくぬぎのどんぐりを使って、あたたかな生成り色を染める方法をご紹介します。 ∟ 自作の帽子、リネンスカート、綿ハンカチを染めました あわせて読みたい  雑木林に行かなくても、街中の公園でも、どんぐりは意外とたくさん拾えたりします。くぬぎのどんぐりは染液がよく取れるので、染色にとてもおすすめです。実は丸くて、カクト(どんぐりの帽子)はもじゃもじゃ。葉は長くギザギザしています。探してみてください。 《方法》どんぐり染め 材料 ・くぬぎのどんぐりとカクト(どんぐりの帽子) 染めたい布の倍の重さ・布 ※シルク、ウール→そのまま染められます  綿、麻→下地染めをします・焼きミョウバン(薬局やスーパーで買えます) 染めたい布の約10%の重さ 下地染めの方法 1、新品の布は一度中性洗剤で洗って乾かし、糊を落とします2、無調整豆乳1Lをたらいに入れて、布を浸します  布の内側まで豆乳が行き届くように、何度かたらいの中で押します  ひたひたに浸かるように、豆乳が足りなければ、水を足してもよいです3、洗わずに洗濯機で脱水し、干します 道具 ・どんぐりが入る鍋 1つ・布が泳ぐサイズの鍋やたらい 2つ・ゴム手袋・漉し布(さらしなど) 手順 1、どんぐりは、拾ったらざぶんと軽く水洗いして、泥を落とします 2、染める日の前の晩、どんぐりをバケツなどに入れて水に浸しておきます 3、浸した水が茶色くなっていることを確認して、浸していた水ごと鍋にあけます  20分ほど火にかけて1番液を作ります 4、大きめの鍋やたらいに漉し布を紐などで縛って固定して、一番染液を漉します。 5、同じ要領で、もう一度先ほどのどんぐりを新しい水を入れた鍋で煮て、2番染液を取り、同様に3番染液を取って4に合わせます 6、布が泳ぐくらいの染液が取れたらOKです 7、別の鍋にお湯を沸かして、焼きミョウバンを入れます  たらいを使う場合は、ミョウバンが溶けたら、たらいにあけておきます  これが、アルミ媒染液です 8、染めたい布は、一度濡らして絞ります  アルミ媒染液→どんぐり染液→アルミ媒染液→どんぐり染液→アルミ媒染液  と順に、浸して回して絞るを繰り返します  徐々に色が入っていきます  好みの色になったら、最後はアルミ媒染液で終えて、よく水ですすぎ、乾かします 自然からいただく色は、うつろいやすく、そのままでは布に定着しません。媒染という作業が必要です。染めてからも、日差しによって退色しますし、色移りもあるかもしれません。既製品のように、ムラなく染めるのもコツが要ります。それでも、使ううちに変化して馴染んでいき、使う人だけの唯一の表情になっていくのが、植物染めの一番の魅力だなぁと思います。あたたかな生成りのような色に染めてみてはいかがでしょう。 #染め物と暮らし 10月の読みもの 10月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、11月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 9月 | 一覧 | 11月 ≫
    色を重ねて、秋の緑をいただく<span class="blog_title_sub">〜藍染めと玉ねぎの皮の重ね染め〜</span>
    色を重ねて、秋の緑をいただく〜藍染めと玉ねぎの皮の重ね染め〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  長い夏休みが終わって、子供たちは学校へ。ほっとしたような、ちょっと切ないような9月のはじまりです。日差しはまだまだ夏の名残りを感じますが、朝晩の風が優しくなりました。自宅の周りにはたくさんのぶどう畑があって、今の時期は、色付いたぶどうがあちこちに。朝、自宅の窓から見える木々や山の色も濃く深い緑色になって、秋に向かっていく前の最後の緑のシーズンです。  先月、畑で育てた蓼藍で青い布を染めました。植物染めで青く染まる植物は少なく、貴重な色ですが、同じくなかなか簡単には染まらない色が、緑色です。植物はだいたい緑色をしているので、素直に緑に染まるのでは。と思ってしまいますが、実はそれが難しい。植物の緑色をつくる色素はクロロフィルと言って、布や糸に定着せず、さらに変色しやすい特性があります。赤や黄、グレーに比べると、布に移しにくい色なのです。緑色は、植物が生きているときにいっそう強く表れる、生命の色だと感じます。  どうすれば緑色が染まるのか。昔の人は、藍の青と黄色に染まる植物を重ね染めして、緑色を染めていました。平安時代には、苅安など黄色に染まる植物と藍を重ね染めして、緑色を染めていた記録が残っています。当時から、色に対する思いや興味、憧れをもって布を染め、身にまとったり、暮らしに取り入れていたのでしょうか。草木花、山、水、空の色を眺めながら、どうにかこの色を映し取れないかと考える、平安時代の人の気持ちに思いを寄せます。私も、秋の始めの山々の深い緑色をいただいてみたいと思い、緑の染め重ねを試してみることにしました。 あわせて読みたい 藍染めに玉ねぎの黄色を重ねて緑色に染める 身近にある黄色に染まる素材、玉ねぎの皮で染め重ねてみます。緑がじわじわと生まれる瞬間はとても感動的です。玉ねぎの皮は、外側の茶色の部分を使います。私は料理に使うたびにとっておき、袋に入れて保管しています。 染め方 1. 玉ねぎの皮(今回は染める布の20%くらいの重さ)と水をたっぷり入れた鍋で、沸騰から約20分煮ます。少し煮ていると、ふわっとオニオンスープの香りが漂います。煮汁は濃い茶色に。濾して染液だけを別の鍋に取りおきます。 2. もう一度先ほどの皮をたっぷりの水で20分煮出して濾し、1. と合わせて染液とします。 3. 媒染液を作ります。染液と別の鍋に水を入れ、焼きミョウバン(布の5~10%の重さ)を入れて火を入れ、焼きミョウバンを溶かします。 編集部メモ《媒染液》 染料を布に定着させ、発色を助けるための液。 4. 藍染の布を染液に入れます。玉ねぎの皮の染液に布を浸し、布を泳がせながら、約20分染めます。温度がぬるければ弱火で火にかけながら、鍋が熱ければ火にかけなくても大丈夫です。 5. 媒染液に入れます。布をすすいで余分な染液を落としてから、媒染液に浸します。布を泳がしながら約20分媒染液を馴染ませます。ここで緑色が発色します。温度は4. と同様です。よくすすいで余分な媒染液を落とします。 6. 好みの色になるまで4. と5. を繰り返します。よくすすいで、乾かします。 ✔︎ 重ね染めで生まれる、奥行きのある緑  青かった布が、玉ねぎの皮の染液に浸され、布の表面を漂っていた黄色の色素が、ゆっくりと布に入っていきます。始めはうっすらと青緑に。徐々に黄色が深く入り込み、深い青緑から、緑、そして深いグレー寄りの緑へ移りかわっていきます。その布を媒染液に浸し、ふわっと緑が立ち上がる様子は、何度見ても不思議な感動があります。 藍染めした布から始まる一枚の布の変化は、朝の青い山が、日差しを浴びて緑を深め、秋に向かって黄葉していく季節の変化のようでした。絵の具で青と黄色を混ぜて緑を作ることはできますが、植物の色を重ねた時に表れる色は、単純ではない奥行きがあります。 布によって、染める時間によっても、いろいろな緑が染まりました。2カ月かけて生まれ変わった青緑色のブラウス、袖を通すのが楽しみです。  植物からいただいた色を、身にまとう。9月はこの緑を着て、出かけてみようと思います。 #染め物と暮らし コットンリネンのエプロン 家事仕事を楽しく軽やかに 軽やかなイエローも 9月の読みもの 9月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、10月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 8月 | 一覧...
    天然素材の布のおはなし
    天然素材の布のおはなし
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  普段は島暮らしの私ですが、年に数回は神奈川の実家に帰省し、中学卒業とともに親元を離れて島立ちした(島には高校がないのです)、三人の子ども達と久しぶりに会ったり、両親に元気な顔を見せたりしています。 そんな帰省の際に、密かに楽しみにしていることがあります。それは、骨董市巡り。前回の春の帰省も、今回の夏の帰省も、東京フォーラムで開催される江戸骨董市の時期と重なり、足を運ぶことができました。  骨董市が大好きな私、もちろん骨董の器も気になるのでひと通り見たりはするのですが、実は一番のお目当ては古い着物なのです。 古い昔の着物は、工業的な大量生産ではなく、昔ながらの手法で織られたものが多く、採るところから織り上げるところまでに多くの手間と時間をかけた、綿・麻・葛・大麻など植物繊維の自然布であったり、蚕の繭を綿状にした真綿を紡いで織られた紬などの絹織物であったりします。 また、化学染料の発達する以前の古い着物の多くは、藍染をはじめとする草木染めが施されていることが多いのです。 そんな手間暇をかけられた貴重な布は、現代であったらきっと手の届かないくらい高価であることでしょう。 けれどもそんな手間暇をかけられた天然素材で織られた布が、古い着物としてであるならば、手の届く価格で手に入れることができるのです。  骨董市にて迎えたこちらの古い着物は、絣模様の藍染の麻着物です。着物の内側の麻布にも、天然の藍染が施されています。  古いとはいえ比較的状態が良いので、着物を解かず、そのままの形を生かして、島の伝統的衣装であるスディナに仕立てようかなと考えています。  こちらは、染めを施していない生成りの古い麻の着物。大麻布のようです。しっかりとした麻の繊維で織られており、肌に触れるとサラッと涼しげ、かつ丈夫な生地なので、丁寧に解いて洗濯をした後は、ノースリーブシャツと夏用のパンツに仕立てようかなと思っています。 あわせて読みたい  薄く藍染が施されたこちらの布は、蚕の繭を綿状にして紡いで織られた紬の着物を解いたもの。真綿を紡いで織っているため、触れると自然布と比べてあたたかな感触がします。こちらは絹布の保温性を生かして何らかの形の服に作り変えたいなと考えています。  島の暮らしの中で、苧麻や糸芭蕉から絲を採ったり、蚕を育てて繭から絹糸をずり出ししたりという経験をしたおかげなのでしょうか。自然の素材にたくさん触れるということにより、ふと気がつくと、骨董市で山積みとなって置かれている数々の古い着物の中からであっても、良き天然素材の着物を見つけ出せるようになってきたようです。 そして思うのです。こんなに素晴らしい天然の素材が古い着物として残るこの日本。しかも着物というものは、先人の素晴らしい知恵により最低限の裁断で作られており、解くと元の反物の形に近いものとなります。新たに布を織ることも、もちろん素敵なことですが、今ここにある古い着物としての布を生かすことができたならば、どんなに良いだろうかと。時を経て こうして残された古い着物たちを、生かせる手技を持った自分でありたいなと思います。 #旅と暮らし / #旅の記録 7月の読みもの 7月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、8月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 6月 | 一覧 | 8月 ≫
    小満<span class="blog_title_sub">〜2027年はいつ?旬のレシピや暮らしのアイデア、季節の手仕事〜</span>
    小満〜2027年はいつ?旬のレシピや暮らしのアイデア、季節の手仕事〜
    ー 季節のささやきに、耳をすませて ー 二十四節気や五節句、季節の行事に合わせて、意味や風習、この時期ならではの楽しみ方をご紹介します。 この記事では二十四節気「小満(しょうまん)」について、 小満っていつ?どんな時期?(七十二候) 小満の旬を味わう食材・食べ物とレシピ 小満を楽しむ暮らしのアイデアと季節の手仕事 をまとめています。 1. 小満っていつ?どんな時期?(七十二候も) ∟ by.Tammy*「新緑を愉しむ」 小満(しょうまん)は二十四節気で8番目となる季節の指標。2027年は5月21日から始まり、本来は次の節気までの約15日間を指します。 陽気が良くなって草木が生い茂り、生き物たちも活発に動き出す、生命力に満ちた時期です。「小満」には、草木や作物が育ち、満ちていくことへの喜びが込められているとも言われています。 5/6:立夏 ≪ 前 | 次 ≫ 6/6:芒種 ✔︎ 小満の時期の七十二候 七十二候は、約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに3等分した72の季節の指標。草花や生き物の変化に目を向けながら、その時々の自然の気配を感じられる暦です。 ・初候(5月21日〜):蚕起食桑/かいこおきてくわをはむ 桑の葉が青々と茂り、草木の勢いが増す頃。 ・次候(5月26日〜):紅花栄/べにばなさかう 紅花が鮮やかに咲き、野山を彩る頃。 ・末候(5月31日〜):麦秋至/むぎのときいたる 麦畑が黄金色に染まり、実りの時を迎える頃。 2. 小満の旬を味わう食材・食べ物とレシピ ∟ by.えみ「抹茶と柑橘のヴェリーヌ」 小満の旬の食材は、万物が満ちる季節にふさわしく、生命力あふれるみずみずしさと、春の余韻を残したやさしい味わいが特徴です。 空豆、甘夏、梅、山椒、ふき、バジル、初鰹——ほかにも、「夏 レシピ」などで検索すれば夏の食材のレシピやアイデア満載です。 クラシコサエルの柚子ごしょうと初夏の食材を使ったレシピはこちら↓ クラシライターの最近の旬の食材のレシピ記事はこちら↓ ∟ by.あさこ「柚子ごしょうちりめん」 ∟ by.松本知沙「モクテルに合う簡単おつまみ」 3. 小満を楽しむ暮らしのアイデアと季節の手仕事 新緑が美しく、緑が深く濃くなっていきます。この次の芒種には入梅を迎えるので、ライターさんの梅雨支度リストを参考に、雨の日も心地よく過ごすための準備をするのはいかがでしょう。 そのほか、この時期を過ごすのにおすすめのアイデアをどうぞ↓  ...
    古道具に囲まれて暮らす<span class="blog_title_sub">〜温もりを感じる古道具の魅力と取り入れ方〜</span>
    古道具に囲まれて暮らす〜温もりを感じる古道具の魅力と取り入れ方〜
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(@ri___wa12)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 実は来月に引っ越しを控えています。新居に持っていくもの、処分するものを考える時期に入り、改めてこれまでの暮らしを振り返ると、わが家の日常にはいつも古道具の存在がありました。 あわせて読みたい ✔︎ 小物から家具まで愉しめる古道具 古道具と言っても大きいものから扱いやすい小さいものまでさまざまあります。最初に購入した古道具は、使い込まれたお盆でした。深みのある濃い木の色に一目ぼれしたのを覚えています。温かく、柔らかく、購入からはもう15年ほどが経ちますがまだ暮らしの第一線で活躍してくれているアイテムです。 押し入れの子どもたちの服を収納している籐の箪笥やその上の行李(こうり)も古道具です。箪笥はリサイクルショップで、行李はオンラインの古道具ショップで購入した物です。角が擦れていたり、枠の木部分が欠けていたりもしますがどれも古道具ならではの「味」。温かみを感じる見た目と、当時からの使いやすさを感じるたびに、購入してよかったなと思います。 ✔︎ いろんな使い方を選んで愉しむ 古道具の中には、経年変化するうちに本来の使い方が出来なくなっているものも多いです。その一つがわが家の茶碗入れ。もともと蒸籠として使われていたものです。底ががたつき、蒸し器としては使えなくなったものを実家からもらってきました。蒸し器として使うことは難しいけれど、入れ物としては丈夫で風情もあり、言うことなしでした。ぜひ、限定せずいろんな場所に置いて試してみてほしいと思います。 ✔︎ どんな空間にも馴染む古道具 今住んでいる築30年の家にある古道具たちは、以前からあったような雰囲気で馴染んでくれています。同じような経年変化をしている家と道具だからよくマッチするのかもしれません。でも、以前住んでいた築3年ほどの新しい住まいにもいい雰囲気を出してくれていました。真っ白い壁、ピカピカの床でまぶしい空間に古道具が入ることで、落ち着いた部屋になるのを感じられました。 2つと同じものがない古道具たち。一期一会の古道具との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。 #古道具 コットンリネンのエプロン 家事仕事を楽しく軽やかに 軽やかなイエローも 8月の読みもの 8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、9月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 7月 | 一覧 | 9月 ≫
    【暮らし上手さんのお弁当と道具】note.6 mioさん~鶏肉と茄子のさっぱり炒め|いちょう一枚板の卓上まな板~
    【暮らし上手さんのお弁当と道具】note.6 mioさん~鶏肉と茄子のさっぱり炒め|いちょう一枚板の卓上まな板~
    “食”を自分らしく楽しむ30人がつなぐ読みものバトン企画【暮らし上手さんのお弁当と道具】。お弁当の鉄板レシピや役立つ道具の紹介、お弁当にまつわるエピソードを通して、日々のお弁当づくりのヒントを見つけてみませんか? 6人目は管理栄養士のmioさん(@ssmbx_22)です。 【プロフィール】 家族へのごはんやお弁当作りと共に、暮らしに染み込んだお気に入りのレシピを記録しています。夫と息子と3人暮らし。野菜を自給していた祖父母の手仕事に触れて育ち、豊かな自然に触れながら台所と小さな畑で”作る暮らし”を楽しんでいます。 < 5:平川ちあきさん | 一覧 | 7:松原ゆうこさん > ① お弁当の鉄板レシピ「鶏肉と茄子のさっぱり炒め」 鶏もも肉に片栗粉をまぶして油で焼き甘辛いタレを絡めて作る、子供の時分から好きだった母の手料理がありました。簡単に作れてご飯も進むこのおかず、大人になった今では鶏胸肉と季節の野菜を使ったアレンジでお弁当によく登場します。今回は茄子を使ったレシピをご紹介しますね。 材料 ・鶏胸肉 1枚(角切り)・塩麹  肉の10%重量(最低1時間~一晩漬け込む)・茄子  小2本(一口大の輪切り)・片栗粉 適量・油   フライパンの底から1cm程★みりん 大さじ2★醤油 大さじ1★酢 大さじ1★料理酒 大さじ1 作り方 塩麹に漬けた鶏胸肉に片栗粉をまぶし、油を熱したフライパンに入れ弱めの中火でじっくり揚げ焼きにする。 両面焼いて火が通ったら一旦取り出し、次に茄子を焼いていく。 柔らかくなったら余分な油を拭き取り、鶏肉を戻し入れ調味料★を加え全体に絡める。 好みで炒りごまを振って完成。 ②お弁当作りに役立つ道具「いちょう一枚板の卓上まな板」 朝のお弁当仕事では、まな板がほとんど汚れない小さなものや野菜の切り物など「ちょっと切る」ものが意外とあり、そこに朝ごはんの支度も挟まってくるとたちまち台所が手狭になっていました。 ちょっと切ったらさっと洗って拭いてすぐに片付けられる、小さないちょうのまな板を使い始めてからは台所をすっきり使えるようになり、お弁当を作り終わった後の片付けもぐっと楽に。一見面倒なようでも、まな板を用途に応じて使い分けることは作業の効率を上げてくれると日々感じています。 大久保公太郎 - 木のへら 《PR》暮らしに馴染む小木工 カートに追加 ③ お弁当とわたしの物語 仕事へ行く夫にお弁当を作り始めて今年で8年目になります。結婚して一緒に暮らすようになるまでごはんを食べる時はいつも一緒だったため、お弁当を通してお昼の時間を共有できたらと思い作り始めました。おかずは作りたてだけでなくお弁当として時間を置いても美味しいか、最後まで味に飽きず美味しく食べられる組み合わせかを重視。夫からは良い悪い問わずなるべく感想をもらうようにしていて、食べる相手が目の前にいるような気持ちで作ることを毎朝意識しています。 いかがでしたか?クラシコサエルの読みものバトン【暮らし上手さんのお弁当と道具】 次回は松原ゆうこさん(@yuko25.25)にバトンをつなぎます♪ < 5:平川ちあきさん | 一覧 | 7:松原ゆうこさん >...
    野良着について《前掛け編》<span class="blog_title_sub">〜家事や農作業に便利な前掛けの布の裁ち方・作り方〜</span>
    野良着について《前掛け編》〜家事や農作業に便利な前掛けの布の裁ち方・作り方〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  先日の朝、子供を小学校へ見送るその後ろに見える山の景色がいつもと違うことに気が付きました。向こうの山の上の方にだけ、うっすらと白い粉をふったように白く染まっていて、あ!雪が降ったんだ、と気付きました。東京に住んでると、雪は降ってくるまで見えないもので、近くにあって初めて冷たいとか、白いとか、そう思っていたのですが、こちらでは遠くに見えることから季節を感じるのだなと、そんなことがひとつひとつ新鮮に思っています。 ∟ あっという間に溶けてしまった山頂の雪  二十四節気では大雪を迎える畑の様子です。9月に苗を植えた白菜が無事に丸々と大きく育ちました。いよいよ、初めての大物の収穫です。種まきした菜っ葉、のらぼうも、虫さんと半分こしていただきます。 11月の終わりには、古代小麦の種も蒔きました。小麦から粉を挽いて、茎を工作に使えたらと夢見ています。やりたいことはたくさんあるので、ついつい急いでしまいますが、ゆっくりじっくり、季節の移りかわりを見逃さぬように、五感を鋭く持っていようと思う毎日です。 ✔︎ 日々の作業に寄り添う、野良着のある暮らし  10月のもんぺ、11月のシャツと、続けて野良着について書いてきました。考える、作る、着る、その中で日々の暮らしにも馴染んできています。 あわせて読みたい 3回目の最終回は、前掛け編です。前掛けとはエプロンのこと。着物の時代は帯に被せるようにまとい、ひざ下までを覆い、着物を汚れから守るために作業や家事をするときに身に付けられていました。農作業はもちろんのこと、家事に仕事に、前掛けひとつあるだけで、汚れの心配がなく、思い切り体を使うことができるというのは、動きの可動域や効率化に大きく関わります。そして思いがけず前掛けには、防寒の機能もあると気付きました。 【作り方】前掛け|こだわりの形を作る、無駄のない裁ち方 今回は普段の洋服にも似合い、さっと巻けて、動きやすい前掛けを考えてみました。前に入れたタックのおかげで、適度に体に沿ってくれます。胸当ては無いのですが、ややハイウエスト気味に巻くと水仕事の時の水はねも安心です。腰だけなので、肩が凝らず、身軽なのがいいところです。 また、布の端切れがなるべく出ないよう、布幅いっぱいに使い、耳を利用して作るので、縫うところが少なく簡単です。 前掛けの裁ち方 ・布  110~130幅の普通地から厚地の布 122㎝+必要ならポケット分※今回は幅125㎝の中厚地インド綿を使いました 前掛けの縫い方 1,上図のように裁断します。 2,前掛け布の中心から左右に10㎝のところから、2㎝幅、5㎝の深さに、2本ずつ合計4本タックを入れます。 3,布幅いっぱいの長さに、紐を2本作ります。ループ返しを使うと簡単ですが、無ければ縫い代を内側に畳んで布の上から縫います。 4,腰ベルトを半分に折り、タックを取った前掛け布より左右に1cmずつ長めに切ります。(1cmは縫い代になります) 5,腰ベルトの左右上部に紐を挟んで、前掛け布を挟んで縫います。 6,前掛けを体に巻いてみて、裾は好きな長さに三つ折り始末します。たっぷり縫い代を取ると、暖かです。 必要なら大きなパッチポケットを付けても便利です。 作ってみると、腰に布一枚巻くだけで、こんなにも暖かく感じることに驚きました。機能的で暖かな前掛け、ぜひこの冬に一枚作ってみて下さい。  野良着、すなわち、今の私に必要な衣服ですが、どんな方にも今のご自身にぴったりの必要な衣服があると思うのです。衣服について続けて考えてきたことで、どんな服を着るかは、どんな暮らしがしたいかにつながっているのだと、実感しています。私自身、さらにこれから先繰り返していくであろう暮らしの変化、衣服の変化も楽しんでいきたいと思っています。今年も一年、月に一度の連載、「くらしの図工室」を読んで下さってありがとうございました。山梨へ移住してはじめて迎える新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。 #縫い物と暮らし / #前掛け 12月の読みもの 12月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、1月の準備などの記事をお楽しみください。 ≪ 11月 | 一覧 | 1月 ≫
    手作りするエコラップ。<span class="blog_title_sub">〜脱プラスチック生活にうれしい蜜蝋ラップ《作り方》〜</span>
    手作りするエコラップ。〜脱プラスチック生活にうれしい蜜蝋ラップ《作り方》〜
    川上 琴美 連載:四角いおうちの暮らしごと日記。クラシライター:川上琴美さんの衣食住、好きなものに囲まれた日々の暮らしをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 やりたい事リストに入っていたエコラップ作り。なかなか着手できずにいましたが、ようやく取り掛かることができ、先日念願のオリジナルエコラップができました。 我が家でゆるく取り入れている脱プラ生活。中でも、洗って繰り返し使えるエコラップはとても重宝していて、自分で作れるようになりたいな〜と思っていたんです。 あわせて読みたい ✔︎ 簡単な手作りエコラップの魅力と作り方のポイント 作ってみたら意外にも簡単。作り方は色々あるみたいですが、今回は布と蜜蝋ビーズだけで作るシンプルな方法で作ってみました。使う材料も少なく、工程も少ない!パパッと10分ほどで仕上がったのには感動してしまいました。好きな柄、好きなサイズや好きな形で作れるのは手作りの最大の魅力ですよね。 用意したのは、 蜜蝋ビーズ(ネットで買いました) 綿100%の布(ハンカチくらいの厚さのもの) クッキングシート アイロン アイロン台 蜜蝋ビーズは、ネットで購入。布は家に眠っていたハギレを使用。 これを、アイロン台の上に、クッキングシート→布→蜜蝋ビーズ→クッキングシートの順で重ね、アイロン(中温)で蜜蝋ビーズを溶かすようにプレスしながらあてていきます。蜜蝋ビーズは全体に散らすような感じで、最初は気持ち少なめに。アイロン後、蜜蝋が染みていない箇所に少量の蜜蝋ビーズを足していき、まんべんなく染み込ませるようにしました。最後に乾かして完成です。 蜜蝋ビーズがはみ出てしまうと、アイロン台に染み付いてしまう為、布のサイズよりもひと回り大きめのクッキングシートを用意するのが良いです。 私の場合、布の端は切りっぱなしのまま作りましたが、糸のほつれなど気になる場合はピッキングバサミで切って作っても良さそうです。   ✔︎ エコラップの柔らかさを調整するコツ 蜜蝋ビーズに加えて、ホホバオイルやココナッツオイルをプラスすると、より柔らかくて密着性の高いエコラップになるんだそう。 蜜蝋のみで作ったエコラップでも、今のところしっかりフィットしエコラップの役割をきちんと果たしてくれていますよ。 ✔︎ エコラップの使い方 ボウルやお皿の蓋として活用したり、食品を直接包んだりと、使い方は色々。手持ちのボウルやお皿に合わせてサイズ違いで作ったり、自分が必要な用途に合わせて作れるのはいいですよね。 普段使うものを自分で手作りするってやっぱり楽しい。家族のお気に入りの柄でそれぞれのオリジナルエコラップを作ってみるのもいいかもです♪ 楽しみながら自分にできることをコツコツと。こんなふうに少しずつ、地球に優しい暮らしを無理なく続けていけたらいいなと思います。 蜜蝋ラップ、電子レンジやお湯など熱にはとても弱いので注意してくださいね。 #サステナブルな暮らし / #蜜蝋:ミツロウ:みつろう 6月の読みもの 6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、7月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 5月 | 一覧 | 7月 ≫
    愛着と共に楽しむ台所道具の手入れ
    愛着と共に楽しむ台所道具の手入れ
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(Instagram)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 年齢が上がるにつれて、これまではあまり気にならなかった体の不調や体力の衰えを感じるようになりました。まだ「ちょっとした不調」のうちに、睡眠や食事を意識して過ごしてみると大したことにはならずに済むような気がしています。気持ちよく暮らすためのメンテナンスは、人間にも道具にも同じく必要だと思っています。上手に長く付き合っていくためには、「調子はどう?」と道具に向き合い尋ねる時間があるといい。しょっちゅうはできないけれど、使っていて気持ちよさが薄れてきた?と思い始めたときにはお手入れをすることにしています。 あわせて読みたい ✔︎ カサカサキッチンツールにはオイルを 木でできていて無塗装の道具には、油を染み込ませた布を使ってうるおいを与えていきます。私は春に作っているよもぎオイルを使用しています。オリーブ油や太白ごま油などを試したことがありますが、香りが気にならないものであれば普段使いしている油で大丈夫。さっと塗り込んだ後に余分な油分を別布で拭き取ってみると、かさかさで白く毛羽立ちが見える砂漠状態の木肌がしっとりと潤ってつやつやです。 大久保公太郎 - 木のへら 《PR》暮らしに馴染む小木工 カートに追加 ✔︎ 茶渋や焦げつきは重曹を使って 毎朝お茶を沸かして飲むのが日課な我が家は鉄瓶でお湯を沸かしたり、ミルクパンで好きな飲み物を作ったりします。ミルクパンは、もはやもともとこの色だったかのように茶渋やら焦げやらが目立つ見た目になっていました。キッチンの写真を何気なく撮っていたとき、その汚れをレンズ越しに見てとても驚きました。なんて汚れているの、このまま使っていてなんともないのかしら…と。ここまで放置しても気にならない時は心に余裕がない時なのかもしれませんね。 こちらは、重曹をお湯に溶かしてミルクパンを漬けていきます。しばらく放置した後、茶渋部分をスポンジでこするとするりときれいに落ちました。 手入れを怠っていたステンレス鍋も一緒にお手入れ。ちょっと頑固そうな焦げ付きだったので、大鍋に重曹入りのお湯を沸かしてその中に鍋を入れて20分ほどグツグツ煮ることにしました。途中で鍋の向きを変えながら20分煮る、を2回繰り返してみるとなんとも爽快。ピカピカお鍋に変身していました。壁にかけて鍋裏を見ていたくなるくらいすっきりです。気持ちよさが戻ってくると使っているこちらも道具に触れる手を通してプラスのエネルギーを注いでもらっている感覚がしてきますね。 付き合いが長くなればなるほど、道具に年季が入っていくのは仕方がないことです。でも、古い=汚い、ではないなあと思うのです。汚れが取れつやが戻った道具を使っていると何とも気持ちがよく料理のやる気もぐんと上がっていきます。道具への愛着は、こうした手入れを通してどんどん膨らんでいくもの。台所の第一線で同じ時間を過ごしていく大切な道具たち。今度はもう少し早くお手入れするね、と心の中で話しかけてみました。最後までお付き合いくださりありがとうございました。 #道具のお手入れ 10月の読みもの 10月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、11月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 9月 | 一覧 | 11月 ≫
    【暮らしをコサエル台所】eps.4 ネルソンまりえさん
    【暮らしをコサエル台所】eps.4 ネルソンまりえさん
    Instagramで見かけた素敵な暮らしのあの人の、ふだんは公開しない台所のあれこれ、世界観を覗くバトン企画【素敵なあの人の、暮らしをコサエル台所】今回は総勢50名でバトンを繋ぎます! 4人目はネルソンまりえさん(@oyatsu_to_kurashi)です。 ① 台所作りのこだわり 好きな道具や、お気に入りのアンティーク雑貨がバランス良く並びます。使い勝手はもちろん、見ていて気持ちの良い空間を心掛けています。日中は大きな窓なら差し込む太陽光の灯りを頼りに。音楽は流さず、鳥の鳴き声や風に揺られる木々の音で過ごす台所での時間。 ② 台所にいる時間のマイルール 子供達を学校に送り出した後から昼過ぎまでの間は、台所でひたすら自分と向き合う時間にしています。頭を空にし、作りたかった焼き菓子や、夕ご飯の仕込みを淡々と行います。夕方は子供達とゆっくり過ごせるように、いかに帰宅前に終わらせられるかが毎日の課題でもあります。 ③ お気に入りの器や調理器具 大きめの皿やボウル、カゴなど入れ物代わりになるものが好きで、ついつい集めてしまいます。だいたいは近所の古道具屋さんで見つけた掘り出し物。ぴかぴか光る新しい新品よりも、すんなり部屋に馴染むのです。買って来たばかりの野菜やフルーツを転がせたり、布巾を重ねて収納したり、時にはオヤツ作りに活躍。 ④ ささっと作れる箸休め 普段の夕飯、メインは意気込んで手を掛けがちなので、合わせる野菜のおかずはなるべく簡単に。冷蔵庫に必ずある梅干しを使って、さっと和えるだけの簡単おかず。この日は斜めに薄切りしたセロリと、ちぎった梅肉混ぜて置いただけ。お好みで塩と、ごま油を足しても。 ネルソンまりえ(@oyatsu_to_kurashi) 「私のおやつと、その暮らし。」 暮らしに関する事が好きで、お菓子作りや料理が趣味です。アメリカ人の旦那、子供2人、愛犬と共にハワイで暮らしています。Instagramでは主に普段の生活や、食の話を中心に投稿しています。 【素敵なあの人の、暮らしをコサエル台所】バトン、次回は石田拓也さん(@takuya_1928)にたすきをつなぎます。お楽しみに♫ \合言葉×プレゼント企画/ クラシコサエルでは2か月ごとに決めている暮らしをシェアする「合言葉」があります。読みものの一部ではクラシライターが「合言葉」に沿ったそれぞれの暮らしをご紹介しています。Instagramでは、合言葉のハッシュタグを付けてご投稿くださった方の中から毎月1名様に、クラシライターkanaeさん作の[クラシコサエル オリジナル無添加クッキー缶]をプレゼント中♫ 詳しくはこちら▷▷▷Instagram
    クラシコサエルのクリスマス|温もりを感じる贈りもの
    クラシコサエルのクリスマス|温もりを感じる贈りもの
    冬の気配が深まる頃、手に取るものや身につけるものが少しずつ温かみを帯びていきます。湯気の立つお茶の香り、手に馴染むリネンのふくらみ、やわらかな布の手ざわり。 クラシコサエルでは、この季節をいっそう心地よく過ごすための「冬のよそおい」と「冬の食卓」をテーマに、贈りものにも、自分へのご褒美にもぴったりのアイテムを集めました。 今年のクリスマスは、日々を少し特別にしてくれるクラシコサエルの贈りものを。 クリスマスラッピングはほぼすべての商品対象(まにまに商店の商品除く)です。12月24日までにご購入いただいた商品を対象に専用ラッピングを承ります。ご購入時に「ギフト配送」にチェックを入れて、クリスマスラッピングを選択ください。 クリスマスコレクションはこちらから 〜ご注文時期と配送の目安〜 ✔︎ 12月21日までのご注文配送状況にもよりますが、12月24日までにお届けできる見込みです。※あくまで目安としてご覧ください。(年末に向けて配送が混み合う時期のため、また地域によっては前後する場合があります。) ✔︎ 12月22日〜24日のご注文商品のお届けはクリスマス後になる可能性がありますが、クリスマス当日までに気持ちを届けたい方には、e-ギフトもご利用いただけます。e-ギフトではカードをLINEやメール、SNSのメッセージなどでで先にお届けし、品物は後日、クリスマスラッピングのままお相手へ。(詳しくはこちらから) 冬のよそおい 寒さが深まる季節は、身にまとうものからやさしい温度を取り入れたくなります。その小さなぬくもりが、日々の暮らしを豊かにしてくれます。 クラシコサエルでは、冬を自分らしく、軽やかに過ごすための“よそおい”を集めました。 1. 玄米カイロ|やさしく体を温める冬のおともに 玄米カイロは、自然素材だけでつくられた、あたためても冷やしても心地よく使えるケアアイテムです。カバーにはやわらかなコットンリネンを、中身には玄米と米ぬかを使用しています。暮らしにそっと馴染む色づかいが、毎日のセルフケアに寄り添ってくれます。 【365】玄米カイロ 温冷兼用、自然素材のカイロ 購入ページはこちら 2. 奈良の靴下|足元からぬくもりを届ける贈りもの ちょうどいい厚みで、締めつけすぎない快適な履き心地。落ち着いたクラシカルな色合いが、冬の装いにそっと馴染みます。冬の外遊びコーデにもぴったりの一足です。 【奈良の靴下】グリーン 23cm~25cm  職人と織り機が息を合わせて編み上げる上質な靴下 購入ページはこちら こちらもおすすめ:コットンリネンのエプロン 柔らかなコットンとリネンの組み合わせは、肌触りが良く、軽やかで通気性も抜群。暑くなりがちな料理や掃除中に着ていても、快適に過ごせます。 両肩で前から着用する形にすることで、首にかけるタイプよりも負担が少ない設計です。 コットンリネンのエプロン 落ち着いたベージュも 購入ページはこちら 冬の食卓を彩る 寒い季節は、食卓に並ぶ道具や器がいつも以上に温かさを運んでくれます。湯気の立つ料理を支える鍋敷き、ひとさじで味を深める柚子ごしょう、手にそっと馴染むガラスのうつわ。どれも冬の食事時間を豊かにしてくれるアイテムです。 大切な人の暮らしに寄り添い、毎日の食卓を少し特別にしてくれる贈りものを集めました。 3. 手作り鍋敷き|思い出も一緒に贈れるクラフトギフト 手しごとのぬくもりをそのまま贈れる鍋敷きキット。80年以上大工道具をつくり続けてきた新潟・三条の工房で用意された木材を使用しています。 誰かと手を動かしながら過ごす穏やかなひとときも一緒に贈れるのが、このキットの魅力です。小さなお子さまとも楽しめるので、家族や友人へ贈る冬のギフトにも選ばれています。 手作り鍋敷きキット 色違いの木材がかわいい鍋敷き 購入ページはこちら 4. 柚子ごしょう|食卓を引き立てる香り高いひとさじ 大分・宇佐の青柚子と青唐辛子、そして塩だけでつくったクラシコサエルオリジナルの「柚子ごしょう」。収穫から仕込みまで一つひとつ手作業で仕上げ、添加物に頼らず自然の香りと辛みをそのまま瓶に閉じ込めました。...
    【暮らし上手さんのお弁当と道具】note.14 wayaさん~ちくわとピーマンのマヨオイスター炒め|小笠原陸兆のフライパン~
    【暮らし上手さんのお弁当と道具】note.14 wayaさん~ちくわとピーマンのマヨオイスター炒め|小笠原陸兆のフライパン~
    “食”を自分らしく楽しむ30人がつなぐ読みものバトン企画【暮らし上手さんのお弁当と道具】。お弁当の鉄板レシピや役立つ道具の紹介、お弁当にまつわるエピソードを通して、日々のお弁当づくりのヒントを見つけてみませんか? 14人目はwayaさん(@3wayayaw3)です。 【プロフィール】夫とわんこ2匹の暮らし。お昼に食べる置き弁を作っています。台所が好きです。 < 13:Shinoさん | 一覧 | 15:えみさん(8/25公開♪) > ① お弁当の鉄板レシピ「ちくわとピーマンのマヨオイスター炒め」 切って炒めるだけの簡単おかずです 材料 ちくわ      1本  ピーマン     1つ  マヨネーズ    大さじ1  オイスターソース 小さじ1  ブラックペッパー 適量  作り方 マヨネーズでちくわを炒めたところにピーマンも入れオイスターソースを絡めます 仕上げにブラックペッパー ②お弁当作りに役立つ道具「小笠原陸兆のフライパン(18cm)」 20年使ってる小笠原陸兆のフライパン(18cm)これひとつでおかずが仕上がる優れもの揚げものにも使います目玉焼きもカリカリに仕上がりIHでも使えてお手入れも簡単 大久保公太郎 - 木のへら 《PR》暮らしに馴染む小木工 カートに追加 ③ お弁当とわたしの物語 置き弁なので蓋がいらず詰め放題面倒と思わず楽しんで詰めてます難しく考えずなるべく手作りのもの母親が作ってくれていた毎日のお弁当がおいしくて小さな箱の中のぎゅっと詰まったおいしいを伝えたいです。 いかがでしたか?クラシコサエルの読みものバトン【暮らし上手さんのお弁当と道具】 次回はえみさん(@kuche_foodworks)にバトンをつなぎます。お楽しみに♫ < 13:Shinoさん | 一覧 | 15:えみさん(8/25公開♪) > #お弁当 / #ちくわとピーマンのマヨオイスター炒め /...
    必要なものを自分の手でつくる(バッグ編)
    必要なものを自分の手でつくる(バッグ編)
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさんより、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  必要なものを自分の手でつくる。  これは島で暮らす上で大切にしていることです。そう言うとカッコよく聞こえるかもしれないのですが、実のところは、欲しいものを買うことのできるお店が島にないために、必然的に欲しいものは自分で作ることになる、というだけのことなのです。 とはいえ島の暮らしの中では、自然の素材が身近にあるので気軽に手に入りますし、使わないままの布や着なくなった服なども、引き出しの中に眠っていたりします。自然の素材がたくさん手に入った時や、着ないし使わないのに、気に入っていて手放せない布地や服などがある時は、そのままにしておくのではなく、必要な何かに形を変えることで、生かし、生まれ変わらせることができます。  今回は、身の回りの植物や、使わなくなった布類を用いて作ったバッグたちを紹介します。みなさまが、「必要なものを自分の手でつくる」時のヒントとなれば幸いです。 【島の植物を材料にして作ったバッグ】 左から順に ・アカメガシワの樹皮で編んだ かごバッグ アカメガシワはパイオニア植物なので、島でも道路脇や空き地などの日当たりの良い場所に真っ先に生えてきます。成長が早い代わりに幹や枝が柔らかです。スマホを入れて外出するのにちょうど良い大きさのバッグです。 ・月桃の茎で編んだ かごバッグ 月桃の茎を乾かしたものを網代編みにした後、使い道に困りながらも気に入っていて手放せずにいたアジアの手紡ぎシルクの布を持ち手にしてみました。長財布とスマホを入れてちょっとした買い物の時に。中が巾着状になっているので、実は見た目の2倍の荷物が入ります。 ・アダナシで編んだアンツク アンツクとは「網袋」のことで、沖縄の民芸品です。アダナシ(アダンの根っこの繊維)を縄に綯って編んだ後、 紅露で草木染めをして、田んぼの泥で媒染してみました。薄型なので、読みたい本などを入れて出かける時用に。 あわせて読みたい / 月桃のおはなし / 月桃の実のおはなし / アダンのおはなし / ∟ 左から順にアカメガシワ、月桃、アダン 【使わなくなったり着なくなったりした布類で作ったバッグ】 ・黒シルクのバルーン型バック 黒のシルクのパッチワークスカートを娘にといただいたのですが、娘のお気に召さず、とはいえ大人には小さく、でも生地はしっかりとした絹の良い布地だったので、スカートの膨らみを生かしてバルーン型のバッグに仕立て直しました。内側には、着なくなった黒字に白の水玉のブラウスを用いました。というわけで、実はリバーシブルとなっています。荷物に合わせて膨らむバルーン型なので、食材の買い出しの時に重宝しています。 ・白い麻の布バッグ 骨董市で古い麻の着物を購入した際に、おまけしてもらった麻布の端切れ。とはいえあまり大きさもなく、どう活かせば良いか思案していたのですが、上手く繋ぎ合わせることで布バックに仕立てることができました。意外と丈夫で大きいので、書類や本などをたくさん入れて使っています。  素人の手仕事によるものなので、形が歪だったり、編み目がそろっていなかったり、縫い目が美しくなかったりということはあるけれど、それでもいいと思うのです。それより、新しいもの次々と生み出されては、次々と消費されていく今の時代において、もしも身の回りにあるもので必要なものを生み出せるとしたならば、無器用でもいいから、上手くできなくてもいいから、少しでも「自分の手でつくる」ことを始めてみてもらえたら、と願っています。   11月の読みもの 11月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、12月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 10月 | 一覧 | 12月 ≫  
    【暮らしをコサエル台所】eps.35 mikaさん
    【暮らしをコサエル台所】eps.35 mikaさん
    Instagramで見かけた素敵な暮らしのあの人の、ふだんは公開しない台所のあれこれ、世界観を覗くバトン企画【素敵なあの人の、暮らしをコサエル台所】今回は総勢50名でバトンを繋ぎます! 35人目はmikaさん(@__m_m_mika)です。 ① 台所作りのこだわり 夫も私も在宅で仕事をしているので、気分転換のため一日に何度もお茶を飲みます。珈琲や紅茶、ハーブティー、普段の食事に合わせて飲むルイボスティーや日本茶など、夫だけでなく娘達が遊びに来ても一目で分かるように、正面の棚に纏めています。お茶に入れるハチミツやスパイスなども、全てここが定位置。お茶のパッケージはシックで素敵な物が多いので、キッチンで一番に目に入る棚が好きなテイストで溢れていると、嬉しくなりますね。 ② 台所にいる時間のマイルール 朝一番の仕事はお湯を沸かすこと。南部鉄の鉄瓶で一度にたっぷりと沸かし、常飲しているルイボスティー、朝のハーブティー、夫用のコーヒーを順に準備しながら、今日一日の段取りを頭の中で思い巡らせます。ババグーリで一目惚れした鉄瓶は一生使い続けたいので、中のお湯はしっかり使い切り、空っぽにしてから余熱で乾かすようにしています。 ③ お気に入りの器や調理器具 ティーポットが昔から好きで少しずつ集めてきたのですが、ハーブを育てるようになってからはガラス製の物を手に取ることが多くなりました。庭から摘んだハーブをポットに入れお湯を注ぐと、水色が淡い緑に染まっていきます。それを眺めていると、ハーブの香りと重なり合ってホッと心が安らぎます。 ④ ささっと作れる箸休め 我が家の箸休めは、ポテトサラダ。基本茹でたじゃがいもとゆで卵にマヨネーズと粒マスタードを加えただけのシンプルなレシピですが、最近はミントやバジルなどのハーブも加え、ワインのあてとしても活躍しています。 mika(@__m_m_mika) 花が暮らしの中にある豊かな日常を、手仕事で出来うる全般から提案。季節毎にワークショップも開催。 【素敵なあの人の、暮らしをコサエル台所】バトン、次回はkinariさん(@kinari.living)にたすきをつなぎます。お楽しみに♫ \TODAY'S PICK UP ITEM/ 【清水焼KIWAKOTO】- TSUBAKI - 水  
    曲げわっぱのもっと身近な使い方<span class="blog_title_sub">〜お弁当箱以外で愉しむ、わが家の工夫〜</span>
    曲げわっぱのもっと身近な使い方〜お弁当箱以外で愉しむ、わが家の工夫〜
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(@ri___wa12)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 私は人見知りなので、人と打ち解けるのには少し時間がかかります。何度か会ううちに相手の性格やいろんな表情を見られると距離が縮んだようでうれしく感じるのは人間もモノも同じで、その度に愛着や親しみは増していくなあと思います。 ✔︎ 出番はすくなくても手放せない、お気に入りの暮らしの道具 わが家に3つある曲げわっぱもそんな存在です。曲げわっぱは、杉を薄く挽いて煮沸し型に合わせて素早く曲げ乾燥させたものなのだそう。伝統工芸品としてお店に並べられていたわっぱは、美しい楕円形でかおりよくて。。。 こんな素敵なお弁当箱があれば、お弁当作りをもっと楽しめるのではないか…と購入したものの、お弁当作りは月1,2回程度。(小学校は給食があるので、ありがたい話)出番としてはすくないものです。せっかく手元にある道具をいろんなシーンで使ってもっとわっぱを身近に感じたい、と思って生活しています。 ✔︎ 自作のおやつ入れとして お弁当としての出番がない日は自作したおやつを入れています。たまに作るお弁当の時以外は、置物と化していたのではもったいないわっぱ。大きめサイズのわっぱを弁当用として購入していたこともあって、子供たち用に作ったおやつを入れておくのにも十分な大きさでした。 わっぱは余分な湿気を取ってくれる性質があって、中身がまだ温かいうちに蓋を閉めても大丈夫。粉物のおやつを入れてもべちゃっとすることなく、適度にしっとりを保ってくれています。 ✔︎ おひつがわりとして 朝炊いたごはんは余ってしまうことが多いので、お昼ごはん用におにぎりを作っておくことにしています。作ったおにぎりはお昼までわっぱの中。冷めてもしっとりとしておいしく、家で過ごすときの私が愉しみにしているお昼ごはんになります。 【365】 完全天日塩 《PR》おにぎりの美味しさも引き立てる カートに追加 普段作る何気ないおやつや料理もわっぱという道具に入れるだけで、いつもより雰囲気良く見える気がします。一つ一つ丁寧に作られた昔ながらの道具だからこそ使い勝手がよく、暮らしにも馴染みやすいのかもしれません。便利な電気機器がたくさん出回ってはいますが、曲げわっぱのように使うたびにほっこりとあたたかい気持ちにさせてくれる「好きなもの」を様々なシーンで手にできるような使いかたを日々考えて見つけていくことが、わたしにとっての暮らしの愉しみだなと感じます。 そんな、道具に助けられながら過ごすわが家の日々を今年も綴っていけたらと思っています。2026年もどうぞよろしくお願い致します。最後までお付き合いくださりありがとうございました。 #暮らしの愛用品 1月の読みもの 1月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、2月の準備などの記事をお楽しみください。 ≪ 12月 | 一覧 | 2月 ≫