【開催報告】2025/8/24 月桃でつくる三角茶漉し&碧い月桃茶を愉しむ会


夏を感じる陽気のなか、11名の皆さまとともに月桃に向き合い、その恵みを手仕事として形にするワークショップを開催しました。
今回のワークショップでは、月桃の葉の長さや硬さを一枚ずつ確かめながら丁寧に三角茶漉しを仕立てました。
月桃の葉に触れると、その質感やしなやかさに自然と心が落ち着き、ふわりと漂う香りに癒されます。
作業中には「この香りに包まれているだけで幸せ」「自分で仕立てたものは愛おしくて」といった声があちこちから聞こえてきました。
自らの手を動かし、自然素材と対話しながら生まれる茶漉しには、一人ひとりの想いと丁寧さが宿ります。
クラシコサエルライターで今回のワークショップの講師であるnijisuzumeさんが大切にされているのは、素材を最後まで生かしきること。どの葉も決して“ゴミ”になることなく、それぞれに役割を持ちうること。
その想いはしっかりと受け継がれ、出来上がった茶漉しを手にする眼差しには、月桃への敬意と、自然との調和を大切にする心が感じられました。
また、今回も複数回目の参加となる方が多くいらっしゃいました。
「前回作ったものを愛用しています」「またこの空間に戻りたくて」とのお声をいただき、会が少しずつ植物を通じた交流の場として育まれていることを実感します。
間には碧い月桃茶を淹れ、皆さまで味わいました。淡い青から深みを帯びる美しい色合いと、月桃ならではの優しい香りに包まれながら、会は穏やかな余韻とともに締めくくられました。
ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
次回の開催も、どうぞ楽しみにお待ちください。