長ねぎのお味噌汁〜冬にもうれしい、体を温める栄養たっぷりの一杯〜
連載:お味噌汁でいただく旬の恵み
野菜ソムリエのクラシライター:ユキさん(Instagram@nori_wasabi)が、おかずのかわりにもなる季節の野菜たっぷりの具だくさんお味噌汁をご紹介します。
冬が駆け足で近づいてまいりました。
みなさま、お変わりありませんでしょうか。
冬野菜が旬を迎え始めています。
今回は鍋や汁物、焼いたり炒めたりと大活躍する長ねぎを使ったお味噌汁をご紹介します。
✔︎ 無駄なく摂りたい、栄養たっぷりの長ねぎの効能

長ねぎの白い部分には独特の強い香り成分であるアリシンの元となる成分、硫化アリルが多く含まれています。血行を促進し体を温める効果のほか、ビタミンB1と組み合わせることで疲労回復に効果があります。ただしこのアリシンは熱に弱いため血行促進や抗菌・殺菌作用を期待するなら加熱せずに食したいところです。
また、このアリシンやねばねば成分のフルクタンは水溶性なので長く水にさらすと溶け出てしまいます。お味噌汁だと溶け出した成分も無駄なく摂ることができるのでおすすめです。
そして長ねぎの青い部分にはβ-カロテンが含まれていて強い抗酸化作用を持つので生活習慣病の予防に期待ができます。加熱したり油分と組み合わせることで吸収率が上がります。
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✔︎ じっくり焼いた長ねぎの甘みを楽しめるお味噌汁

∟ 焼いた長ねぎと豚だんごのお味噌汁
食べやすい大きさに切った長ねぎをゆっくりじっくりと焼いています。豚だんごと組み合わせて。焼いた長ねぎの表面の香ばしさと甘みを存分に楽しめるお味噌汁です。
✔︎ 長ねぎのシャキシャキ食感を楽しむお味噌汁
長ねぎの青い部分も含め斜め薄切りにして熱々のお味噌汁に加えたらサッと加えてしんなりするかしないかくらいにしています。完全に火が通っていないのでシャキシャキとした食感と若干の辛味も楽しめます。

∟ 豚肉と大根、長ねぎのお味噌汁
朝晩ぐっと冷えるようになり寒暖差が出てきたので風邪予防にもぴったりです。

∟ 高野豆腐と長ねぎのお味噌汁
✔︎ 日々のお味噌汁で楽しむ長ねぎの使い方
定番のお味噌汁に少し添えるだけで香りもよくなります。

∟ 豆腐とわかめ、油揚げのお味噌汁
例えば夕食に長ねぎを使ったら数センチだけ取りおいて翌日のお味噌汁に加えてみたり、鍋物をしたときに余ってしまった長ねぎや野菜をお味噌汁の具にしてみたりしてはいかがでしょうか。

∟ えのきと油揚げのお味噌汁
切り方や火の通し方でいろいろな食感や香りを楽しめて、栄養たっぷりで風邪予防や疲労回復が期待できる、今回は旬の長ねぎを使ったお味噌汁をご紹介しました。
ぜひお試しください。
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