お日さまの力を借りて作る自家製干し野菜

今年の夏も暑い日が続いていますね。体にはしんどいと感じられる日差しですが、お日様の光をたくさん感じられるこの時期に楽しみたいのが干し野菜です。
野菜の干し方には「ドライ」と「セミドライ」という二つの方法があるそうです。ドライは、数日間日に当てることによって水分をしっかり抜いてあげること。セミドライは数時間から半日干すことを言うようです。二つの干し方を使い分けてお日様の恵みを取り入れた料理をしてみませんか。
✔︎ 「干す」といいことがたくさん
お日様の光をたくさん浴びてできる干し野菜は、甘みがアップ。うまみもぎゅっと詰まり、干す前との食感の変化も楽しみの一つです。また、干した野菜は冷蔵庫や冷凍庫に入れて長期保存ができるのもおすすめしたいポイント。たくさんもらってしまったり使い切れなさそうなときにの保存方法としても役立ちます
✔︎ どうやって干すのか

干し野菜はお日様の光に当てることが大切なポイントです。気軽に手持ちのざるやバットに野菜を切って並べてみてください。わが家は風通しを良くしたいので3段の干し網を利用しています。秋に大量の干し芋を作るので数年前に購入したものです。(長女は無類の干し芋好きです。)

虫や鳥の心配がない場所であれば、ざるに野菜を置いたまま干してもいいと思います。日当たりの良い室内でも干し野菜はできます。もし、風通しが心配だなというときはたまに様子見がてら表と裏をひっくり返してあげると乾きやすいかもしれません。
✔︎ セミドライした野菜で料理をする
半日日に当てるだけでよいセミドライ野菜はよく利用します。私は夕飯のみそ汁の具材を干して置くことが多いです。やることは、朝食準備のついでに残っている野菜を味噌汁に入れるように切ってざるに並べるだけ。夕方帰宅すると並べて置いた野菜の水分が多少抜けてしんなりとしているのが見て分かります。お手軽な方法なので暮らしに取り入れやすいですよ。

セミドライにした野菜はそのまま普段通り味噌汁鍋にいれて煮ていきます。噛み応えのある食感と口の中で感じる甘さで味噌汁の美味しさがアップしているのは子ども達も感じるよう。「何か変えた?」と聞かれるので、「お日様のおまじないだよ。」と伝えています。

✔︎ ドライした野菜は保存して使いたいときに

数日間しっかりと乾燥させると風で飛んでいくくらい軽くちりっとした見た目になる野菜たち。かさが減ったこの状態では長期保存が可能になります。私はジップロックに入れて冷凍庫へ入れておきます。味噌汁やスープなど汁物に入れる時はそのままぽいっと入れるだけにして、炒め物など汁気のない料理の場合には一度水で戻してから入れるようにしています。(戻し水も煮物や汁物のだしとして使えますよ。)

お手製切り干し大根は、ばらつきのある太さも自家製ならでは。噛み応えがあって味もよく染み込んでいるように思えます。

図書館から定期的に借りている干し野菜の本。見るたびに新しい発見があって、干し野菜スキルを更新していけそうです。気になるレシピはノートに写して⋯。
そろそろ一冊購入して、いつでも読めるように手元に置いておこうと思っています。
野菜を無駄にせず栄養アップも叶う干し野菜は環境にも体にも優しい調理方法です。今年の夏はお日様の力を借りた干し野菜料理を愉しんでみませんか。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
#干し野菜
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