投げ込むだけのハーブバス

今年も夏が始まったばかり、、というのに連日の猛暑注意報。
室内の冷房、外の酷暑でいまいち調子が出ない、という方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな方にぜひ試していただきたい「投げ込むだけのハーブバス」をご紹介します。
前回お話ししたように、レモンバームやミント類はとっても生育旺盛。切ったそばから新しい芽がどんどん出てきます。

<こんもり茂るレモンバーム>
✔︎ 摘んでそのまま、お風呂にポンと投げ込むだけ
夏の蒸れはハーブの大敵。マメに剪定するのですが、お茶にするにはちょっと、、というような、傷んだ葉や虫食いもちらほら。そんな時は傷んだ葉をそのままサラシに包んでお風呂にドボン。これだけで、香りの良いハーブバスの出来上がり。
我が家では、お台所を卒業したサラシはお風呂場に向かい、最後は雑巾になり、天寿を全うする仕組み。サラシが無い方は手拭いやタオルでも。

<サラシで包む、お風呂用のハーブサシェ>
お湯で温められて立ち上る香り成分で癒されますし、お湯あたりも柔らかく感じます。
レモンバームには緊張を緩める作用があるので、リラックスタイムに最適。
拾う手間さえ惜しくなければ、そのまま浮かべても良いですね。目に涼しく楽しめます。

<入浴剤が使えない木のお風呂でも、浴槽を傷めずに使える>
✔︎足湯で整える、夏の冷えと巡り
手近な足湯にもオススメです。実は足首には、女性に大切な、めぐりをよくするツボが集中しています。素足で過ごすことが多い夏場は、意外に冷房で冷えがち。ここを温めるだけでもかなりすっきりします。
やり方は、洗面器にお湯をはって、手近なハーブを浮かべるだけ。サロン気分が味わえます。
夏にフットネイルをされる方は、ぜひネイルを塗る前にどうぞ。お湯で柔らかくなった甘皮を取り除いてネイルカラーを塗るだけで、いつもより仕上がりが綺麗になります。

<子どもが小さいうちは中々難しいゆっくりバスタイムの代わりにも>
✔︎ 肌トラブルにもやさしい、和ハーブ・ドクダミ
ハーブバスをやってみたいけれど手近にハーブがない方は、ぜひドクダミでお試しください。特に小さなお子さんがいるご家庭におすすめです。
新陳代謝の良い子どもは汗もたくさんかくけれど、お肌も敏感。気がついたら、お尻や背中にアセモが、、なんてことも。
ドクダミは炎症を静める作用がある薬草。いわば「和ハーブ」庭のすみや公園の日陰、街路樹の下。ちょっと探せばいたるところで見つかります。ちょっと摘んで、お風呂や夏のプールに入れるだけ。

<日本三大薬草のひとつ、ドクダミ>
✔︎ 植物の力を、毎日の暮らしに
「ハーブ」というとちょっと敷居が高く感じますが、日本でも昔から、ゆず湯やしょうぶ湯といったように、植物の力を生活に取り入れて暮らしてきました。毎日入るお風呂にちょっと浮かべる。それだけでも、身近な植物の力を肌で感じることができます。
お風呂から引き上げたハーブは、草木用のコンポストに戻したり、草マルチとして苗の株元にしいておけば、また土にかえって草木を肥やしてくれます。
本当に、些細なことですが、やってみると意外なくらいに愉しいハーブのある暮らし。お金がほとんどかからないのも嬉しいですね。
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