暮らしを支えるお気に入りで「普通」な道具

公開日:2025.07.11
りえ

連載:暮らし日和
りえさん(Instagram)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。

「お気に入り」なものは特別なものでなくていいと思っています。
高価なものだけが特別じゃない。
手に入りやすいものだっていい。
使いやすかったり、デザインが好きだったり、思い出の品だったり、と道具を持つ人がこだわって使っているものであればそれは「お気に入り」。

あわせて読みたい

気に入っているものが身近にある暮らしは、彩りがあって豊かになります。
私が使っている毎日使う「普通」な、でもお気に入りの道具たちの話をしたいと思います。

✔︎ 無印良品のスクレーパー

言わずもがな知名度のある商品です。ゴムベラのへらの部分を直に手にして使うイメージの道具です。

柄がない分小回りがきき、力が入りやすいデザインは、生クリームやケーキの種など、最後にスクレーパーをスーッと走らせるだけで隅々まできれいになります。ボウルの中身を残すことなくすくいとれるよさと、その後の洗い物の楽さを感じられる一石二鳥な道具だなと使うたびにうれしくなります。

✔︎ 一菱金属のすくいやすく返しやすいターナー

鉄のフライパンを買ったときに「一緒にいかがですか」と店頭に並んでいたのがこのターナー。フライパンを手にする買い物でしたが、今ではフライパンよりこのターナーのほうが重宝していると言えるくらい使いやすいんです。

お気に入りポイントは、返し部分の薄さとコンパクトさ。
食材とフライパンの間にすーっとスムーズに入り込むのでその後の作業の気持ちがいいことといったら。

フライパンいっぱいに並べた目玉焼きも、それから小さなホットケーキだって、小回りが利くのでひっくり返すのは簡単。末っ子も上手に操ってお手伝いしてくれます。
つなぎ目がないデザインなのもお気に入り。
汚れが溜まりにくく洗いやすいですよ。

✔︎ 陶器市で買ったそば猪口

そば猪口は何役も仕事をしてくれる素敵な器です。
つゆを入れるものとして作られているので、味噌汁やスープ、お茶などの飲み物を入れる器として使えるのはもちろんのこと、デザートを入れたり蒸しパンを作る器として鍋の中に入れることもあります。(これは器の材質にもよります。)

子ども達はそば猪口におやつを取り分けていることもあるくらいわが家では使用頻度の高い器なんです。
わが家ではもはや「そば」用途を飛び越えて活躍してくれているアイテム。汎用性の高いそば猪口はぜひ、おすすめです

✔︎ ニトリのオイル&ビネガーボトル

購入してみて「なぜもっと早く購入しなかったのか」と後悔するほどよい出会いだったのがオイルボトル。わざわざ移し替えるほどではないと遠ざけていましたが、使ってみるととにかく楽。
私が購入したボトルは傾ければ勝手に蓋部分が開くデザイン。蓋を開けるという動作を省けるので片方の手はフライパンの柄を持ちながら、または、利き手の調理道具を手にしたまま反対の手で油を注ぐことができます。
出しっぱなしにしたいと思えるシンプルなデザインなのもよしです。

料理と一言で言っても、その中には、たくさんの段取りがあります。頭の中ではレシピや材料や調理器具や調理の順番など一度にいくつものタスクが頭の中をぐるぐる巡っている時間です。そんな時、「蓋を開ける」という些細な動作でも一つ手放せると動作以上に気持ちが軽くなるのを感じます。



普段使いのものをお気に入りなもので満たしていくことは、毎日の作業や動作がお気に入りに触れたり眺めたりする時間として楽しくなるということ。大事にしていきたいと思える道具を使って過ごしていると、いつもの暮らしもいろどり豊かになっていきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。

7月の読みもの

7月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、8月の準備などの記事をお楽しみください♪

≪ 6月一覧8月 ≫



\ RECOMMEND COLLECTION /

おすすめ商品