書く時間の愉しみかた

2025.01.10
りえ

連載:暮らし日和
クラシライター:りえさんのお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。

私は、毎年数冊の手帳やノートを使って「書く時間」を愉しんでいます。
デジタル化によりなんでも手軽にできる時代ですが、ペンを動かしていると自分だけの時間を過ごせている感覚があります。物事が落ち着いて考えられたり、見えなかった気持ちに気がついたりと大事な自分時間なんです。

今年は4冊のノートを手に過ごしていこうと思っています。




①日々のつづり

毎年購入している「ほぼ日手帳」では家族とのできごとを記録したり頭の中で考えていることを言葉にしたりしています。
当たり前のように過ぎてしまう毎日の中にある「いつもの暮らし」は同じようで少しずつ変わり移ろいでいくもの。

特に子育てをしているとバタバタとした日々を過ごしているうちに、子どもたちの成長のスピードに驚くことがあります。今日の子どもたちに会えるのは今日だけ。
小さくも大きくも揺れながら育つ子どもたちの姿が目の前にあったことを記録して覚えていたいなあと思うんです。

出かけたことやお祝いをしたことなどの特別な記憶とともに、ふとしたつぶやきや今しかないだろう愛しい癖など日々の当たり前も大切に残していきたいと思っています。

また、訪れたお店のショップカードや子どもたちが描いてくれた絵も貼っておくと思い出が詰まったアルバムのような存在に。一年をかけて手帳を育てていくような感覚を楽しんでいます。

∟ 末娘(小2)の描いた絵

今年は昨年と同じほぼ日手帳の中でも日付なしのタイプを選びました。数日記録が空いてしまっても気にせず自分のペースで書き進められるので、書きたいときに書きたいだけというスタイルでスタートしてみようと思います。

早速今年のおせち料理を記録しました。イラスト付きで残しておくのがここ数年の恒例。来年のおせちづくりはこれを見ながら、あれこれ計画する予定です。



あとは、読書記録と子どもたちの語録集(おもしろダジャレ、なるほど発言)を追加したいなあと考え中です。

∟ ほぼ日手帳のデイフリー。
カバーをつけて使っています。

∟ ここ数年のほぼ日手帳。
いろんなタイプがあるので
その年の気分に合うものを選んでいます。

②お金の記録

マンスリースケジュールノートを家計簿にしています。使った金額をその日の日付欄に書き込んでいく簡単なもの。シンプルな作りのノートなので一度に記入する量が少なくて済み、短時間で終わるので長続きしています。

お金管理のために始めたことですが、一か月分書き終えると見開き一ページがぎっしり文字と数字で埋まるので達成感があります。毎月やりきった感覚を楽しんでいると言えるかもしれません(笑)


③料理の記録



このノートには、リピートして作りたい料理のレシピを書き込んでいます。私は料理が得意ではないと思っているので、ハードルは上げずにいつも作る料理にひと手間加えるくらいで身構えずに取り掛かれるレシピを集めています。

記録するレシピには、おやつが多いかもしれません。体にやさしい素朴なものを中心に、子どもたちの感想も一緒に記録しています。子どもたちの言葉を残しておくと「あのときのあのおやつか」と頭の中から料理の記憶がすーっと引き出されてくるので不思議です。

∟ ポケットにはワークショップでいただいたレシピを
大事に保管しています。

④夢ノート

いつか暮らしにまつわる道具のお店を始めたいなぁという夢があります。自分が出合って使ってみたもので、暮らしが潤うなぁ、使いやすいなぁという道具たちを並べるお店です。いつから?どんなものを?どんな形で?と思っていることを言葉にして書き出しています。

以前は、ぼんやりと頭の中で描いていることで形が見えませんでしたが、文字にして頭の外に出すことを意識していると、なんだか急に現実味がでてきた感覚があります。

何より色々イメージしている時間がワクワクして楽しい。このノートも少しずつ形になるように進めてみたいです。




2025年は主にこの4冊で「書く時間」を始める予定です。
途中で増えるもの減るものもあるかもしれませんがそれもよし。「書かなければ」ではなく「書きたい」気持ちが大事で、ペンを持っている時が自分の心が愉しむ時間になるように。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

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