ピンチを救う、ブックカバーのリサイズ方法

2024.09.03
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

9月に入り、たのしかった夏休みが明け、今日から娘も新学期がスタートしました。

8月の後半は、娘と2人でベトナムのホーチミンへ旅行していました。


お土産屋さんや、小さなローカルレストラン、寺院などを歩いて巡りました。上の写真は、チャイナタウンにお店を構える、プラカゴ専門店のチートゥ。ベトナムならではの倉庫感のあるお店で時間を忘れてお買い物しました。

そのあと立ち寄った別のお土産屋さんで、娘が手に取った猫とお花の刺繍入りのブックカバー。


9月から学校で使うスケジュール帳のカバーにする!と、在庫を1つ1つ手に取って、時間をかけて気にいるものを探して購入していました。

…が。
帰ってきて付けてみると…
1.5cm、足りない…涙


残念そうな娘…。でも大丈夫!
長さを伸ばして中身に合うようリサイズすることにしました。

 


ブックカバーのリサイズ



材料

・継ぎ足し用の生地 1枚
ブックカバーの縦の長さ×2+2cm × 足りない厚み分+4cm のサイズ
(今回の場合、縦16.5cmで厚みが1.5cm足りなかったので、縦35cm × 5.5cmの生地を1枚使いました)



作り方

①ブックマークの紐を切って外し、ブックカバーの中心で半分に切ります。(既製品を切るのは勇気がいりますね…)


②継ぎ足し用生地を半分に折り、裏表にして輪になるよう(短い方の辺)を縫います。この時、真ん中に外しておいたブックマークのリボンを挟んで一緒に縫います。


③両端を1cm内側に折り、アイロンで癖づけします。

∟②で縫った部分の縫い代は割っておく

④表に返すとこんな感じ。背表紙の完成。


⑤両側に①で半分に切っておいた本体を配置し、縫い代1cmを背表紙側に挟み込みます。

∟本体に1cmの線を描いておくと作業しやすい

⑥片側ずつまち針で留め、しつけ縫いをする。


⑦背表紙ギリギリのところをミシンでぐるりと一周縫います。


⑧完成✔️
 ピッタリサイズになりました!

 

 

新学期にも間に合い、娘も喜んでくれて大満足です。


さて。まだまだ心も身体も夏休みを引きずっていますが…
9月も楽しみたいですね!

 

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