我が家のおせち

2023.12.28

連載:くらしつづり
インスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさんより、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。

年の瀬が迫り、今年も残すところわずかとなりました。

お正月の準備がすでに整いつつあるご家庭も多いかもしれませんが、我が家では年越しまであと数日となる仕事納めの頃、慌てて歳神様をお迎えするお供えや飾りつけをして、そこからようやくおせち作りが始まります。

本当はひとつひとつに願いを込めて丁寧に行いたいところですが、限られた時間の中でも、家族が喜び、作り上げた達成感で一年を締めくくることができるおせち作りは私の中で大切なものとなっています。

そんな我が家の短期決戦おせち作りをほんの少しご紹介したいと思います。

献立は毎年少しづつ変わりますが、ざっと以下の通りです。


/ 黒豆 / 数の子 / 田作り / 車海老の旨煮 または 伊勢海老の姿蒸し / 鯛の龍飛巻き / サーモンの博多押し / 伊達巻 / たたきごぼう / 紅白なます / 牛肉の八幡巻き / のし鷄 / 鴨煮 / お煮しめ / 慈姑の素揚げ / 菜の花の昆布締め / 焼栗きんとん / りんご羹 /

だいたい2日間で17品ぐらいを仕上げて、元旦の朝、重箱に詰めていきます。


家族の好みに合わせて、肉ものが多いかもしれません。


田作りと叩きごぼうは子どもの好きなナッツ入り。


栗きんとんは食べ進むうちに周りがべたべたになるのが嫌で、丸めてバーナーで炙って詰めています。

 
いくら短期決戦と言っても、全てのことを一からしていては時間が足りなくなるので、日々の食事の用意のついでに少しずつ下拵えをして貯めておくようにしています。

例えば、我が家の伊達巻は卵に鯛のすり身と大和芋のおろしたものを加えるのですが、それぞれを事前に準備して冷凍しておけば調理当日の作業がぐっと楽になります。


栗きんとんに使うさつまいもやりんご羹のりんごの裏ごししたものも冷凍しておきます。あとで火を入れるので出来上がりに変わりはありません。


年末が近づくにつれ、おせちの材料や出来上がったもので冷蔵庫がいっぱいになっていくので、その前に整理して空けておくことも重要なミッションです。

今年も上手くおせちができあがりますように。そしてよいお年をお迎えください。

 



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