足先を温める手編みの靴下。
連載:四角いおうちの暮らしごと日記。
クラシライター:川上琴美さんの衣食住、好きなものに囲まれた日々の暮らしをお届けします。
気付けば10月も後半に。
朝晩はすっかり冷え込むようになってきて、ぬくぬくと編み物がしたいな〜と思う季節がやってきました。
編み物は初心者中の初心者な私ですが、
編み物を始めてみて初めて編んだのがこの靴下でした。
『猪谷さんの靴下』というこの靴下が大のお気に入りで、今年もまた何足か編みたいので毛糸を買い足して取り掛かりはじめたところです。
『猪谷さんの靴下』をご存知のかたも多いでしょうか?
猪谷六合雄さん(日本にスキーをひろめた指導者)が雪山での暮らしから生み出した知恵と工夫が詰め込まれた理想の靴下といわれ、掲載されていた雑誌にはオリジナルの記号や表、それにあわせて文章で説明されており、編み図や記号がいまいち解読できない私でも編めたのでとってもありがたかったです。
(YouTubeでも色んな方が様々な工夫を凝らし作っていらっしゃったので、そちらも併せて参考にさせてもらいました!)
足首の部分はリブになっていて、デザインも可愛いうえに丈夫で履きやすくて温かい。
寒い時期は、この靴下なしでは過ごせないというくらい気に入っています。
少しずつ少しずつ隙間時間に無心になって手を動かし編み進めていく作業は性分に合っている気がしていて編んでる時間がとても楽しいのです。
何にでも通じて言えますが、自分で作って完成させたものは思い入れが違いますよね。
そしてそれが暮らしの一部になっていく事は私の日々のささやかな喜びでもあります。
編むのも履くのも楽しい手編みの靴下。
靴下以外にももっと色々編んでみたいものの、まずは冬を迎える前に一足完成させるのが今の目標です。
季節が変わり周りでは風邪も流行っています。
身体を冷やさないよう、皆様もご自愛くださいね。