庭のハーブでレターセット作り

2023.05.07
真鍋 百萌

連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。

太陽の日差しが眩しく、若葉が青々として、草木も人も気持ちの良い5月です。
私の住む東京都の端、国分寺市は、畑や植木農園がところどころに残っていて、この時期はいっぺんに緑があふれて、空気の香りが変わるのを感じます。
住宅街の中の小さな庭も、草のエネルギーでいっぱい。
料理にも使え、色々な効能のあるハーブや野草が好きで、いくつか育てています。
毎朝子どもたちを送り出したあと、少しの時間水やりや剪定、草取りをしたり、土と草に触ることは、自分にとって必要なリフレッシュ時間でもあります。
忙しくても、ちょっとの時間お日様を浴びて庭仕事をすると、植物からエネルギーをもらえて、今日も頑張るぞー!という気持ちになれます。

 

 

この時期のフレッシュな庭のハーブやかわいい野草たちを、押し花にして、家庭用プリンターを使ってレターセットにしてみました。

お庭が無くても、きれいな花が無くても、道ばたや公園の小さな草花が、手紙に添えるのにちょうどよいのです。
足下に見つけたら、ちょっと摘んで、できるだけきれいに花や葉を開いて、手帳に挟んで持ち帰ってみてください。
詳しい作り方をご紹介します。

 
材料

・ハーブや野草・・・両手に乗るくらい
 厚みの少ないものが、作りやすくきれいにできます
・A4画用紙・・・2枚(便せん用、封筒用)

道具

・押し花機(あれば)
 なければ重さのある図鑑などと新聞紙
・はさみ
・やまとのり
・スティックのり
・じょうぎ
・カッター
・家庭用プリンター
・ティッシュペーパー

 

 

作り方

1、ハーブや野草を押し花にします。
 押し花機があれば、電子レンジですぐに作ることが出来て便利です。
 無い場合は、図鑑に挟んで作ります。
 摘んですぐに、花びらや葉をできるだけきれいに開いて、重ならないように置きます。
 新聞紙、ティッシュペーパー、草花、ティッシュペーパー、新聞紙、というように順に挟 みます。
 草花の厚みにもよりますが、2,3日で水分が抜けて、パリッとしたらできあがり。
 壊れやすいので、ピンセットでそっとつまんでティッシュペーパーから外します。
 破れないように気をつけて。

 

 

2,画用紙2枚に、押し花にしたハーブや草花を並べます。
  封筒用は、封筒の折り方を意識して配置しても良いし、ランダムに配置して模様のようにしても良いです。
  封筒の型紙をご参照下さい。(文末jpg)
  便せん用は、画用紙を縦15,5cm×横21cmくらいに切ってから配置するとちょうど良いです。

 

 

3,配置したハーブや草木をやまとのりで固定します。
  破れやすいので、そっと押さえて下さい。

4,のりが乾いたら、押し花を貼り付けた2枚の画用紙を、プリンターで必要な枚数カラーコピーします。

 

 

5,封筒用は型を写し、切り取り、のりしろをスティックのりで貼って組み立てます。
  折り目は、定規をあて、カッターの背で優しくなぞるようにすじを付けておくと、きれいに折れます。


 

香りも漂ってきそうなレターセットのできあがりです。
同じようにして、カードや一筆せんなども作れますよ。
一度原版を作ってしまえば、何枚でも印刷できます。
草花を摘んで贈るような気持ちで、遠くの友人にお手紙を書いてみてはいかがでしょうか。


 

封筒型紙はこちら

 

 

 



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