連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。
▷ 各クラシライターの紹介
太陽の日差しが眩しく、若葉が青々として、草木も人も気持ちの良い5月です。
私の住む東京都の端、国分寺市は、畑や植木農園がところどころに残っていて、この時期はいっぺんに緑があふれて、空気の香りが変わるのを感じます。
住宅街の中の小さな庭も、草のエネルギーでいっぱい。
料理にも使え、色々な効能のあるハーブや野草が好きで、いくつか育てています。
毎朝子どもたちを送り出したあと、少しの時間水やりや剪定、草取りをしたり、土と草に触ることは、自分にとって必要なリフレッシュ時間でもあります。
忙しくても、ちょっとの時間お日様を浴びて庭仕事をすると、植物からエネルギーをもらえて、今日も頑張るぞー!という気持ちになれます。
この時期のフレッシュな庭のハーブやかわいい野草たちを、押し花にして、家庭用プリンターを使ってレターセットにしてみました。
お庭が無くても、きれいな花が無くても、道ばたや公園の小さな草花が、手紙に添えるのにちょうどよいのです。
足下に見つけたら、ちょっと摘んで、できるだけきれいに花や葉を開いて、手帳に挟んで持ち帰ってみてください。
詳しい作り方をご紹介します。
【作り方】ハーブのレターセット
材料
・ハーブや野草・・・両手に乗るくらい 厚みの少ないものが、作りやすくきれいにできます ・A4画用紙・・・2枚(便せん用、封筒用)
道具
・押し花機(あれば) なければ重さのある図鑑などと新聞紙 ・はさみ ・やまとのり ・スティックのり ・じょうぎ ・カッター ・家庭用プリンター ・ティッシュペーパー
作り方
1、ハーブや野草を押し花にします。 押し花機があれば、電子レンジですぐに作ることが出来て便利です。 無い場合は、図鑑に挟んで作ります。 摘んですぐに、花びらや葉をできるだけきれいに開いて、重ならないように置きます。 新聞紙、ティッシュペーパー、草花、ティッシュペーパー、新聞紙、というように順に挟 みます。 草花の厚みにもよりますが、2,3日で水分が抜けて、パリッとしたらできあがり。 壊れやすいので、ピンセットでそっとつまんでティッシュペーパーから外します。 破れないように気をつけて。
2,画用紙2枚に、押し花にしたハーブや草花を並べます。 封筒用は、封筒の折り方を意識して配置しても良いし、ランダムに配置して模様のようにしても良いです。 封筒の型紙をご参照下さい。(文末jpg) 便せん用は、画用紙を縦15,5cm×横21cmくらいに切ってから配置するとちょうど良いです。
3,配置したハーブや草木をやまとのりで固定します。 破れやすいので、そっと押さえて下さい。
4,のりが乾いたら、押し花を貼り付けた2枚の画用紙を、プリンターで必要な枚数カラーコピーします。
5,封筒用は型を写し、切り取り、のりしろをスティックのりで貼って組み立てます。
折り目は、定規をあて、カッターの背で優しくなぞるようにすじを付けておくと、きれいに折れます。
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香りも漂ってきそうなレターセットのできあがりです。
同じようにして、カードや一筆せんなども作れますよ。
一度原版を作ってしまえば、何枚でも印刷できます。
草花を摘んで贈るような気持ちで、遠くの友人にお手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
封筒型紙はこちら
くらしの図工室byゆずの木アトリエ
手作り
作り方
庭のハーブでレターセット作り
連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。 染色、絵、木工、家の修繕などをしています。「自然のものから暮らしのもの作り」をテーマに 東京都国分寺市にて、古い自宅を改装した小さな造形教室「ゆずの木アトリエ」を開いています。