私が惹かれた、器のはなし。

2023.01.21
川上 琴美

連載:四角いおうちの暮らしごと日記。
クラシライター:川上琴美さんの衣食住、好きなものに囲まれた日々の暮らしをお届けします。

器が好きで、気に入ったものを見つけるとつい買ってしまう。

一期一会を逃したくない気持ちと収納問題との狭間で葛藤しながらも、器愛が止まらずこつこつ集めつづけています。

お気に入りは、ぜんぶ”白”。
作家さんが生み出す白い器が好きなんです。


大きさや深さ、手触りや厚み、表情や佇まい、ひとつとして同じものはなく本当に気に入ってるものだからこそ、どれも長く大切にしていきたいものばかり。

その中でも、私が惚れ込んでいるとっておきの器たちです。



△大谷哲也さんの日々平鍋。

私の使っているのは、27センチと20センチの平型のもの。

見た目の美しさに加えて、器とお鍋の2つの顔をもっており、さらには炒める、煮る、オーブン調理までもできてしまう私の日々を支えてくれる相棒的存在です。

ケーキやパン型、キッシュやグラタン、ラザニア、パスタなんかに使うことが多く、調理後そのままどーんと食卓に並べても絵になる優秀さ。

使うごとに表情が変わっていき、味がでてくるのもまた魅力的なんです。


△中里花子さんのチャクラシリーズ。

淵がフリーハンドでカッティングされているという花弁のような形をしたお皿。

手作りのお菓子をのせたら可愛いだろうな〜と思い、迎え入れたものです。

手仕事ならではの繊細さと美しさに、一目惚れ。

品があるのに、とってもフェミニンで。本当に可愛らしい癒しの存在です。

中里さんの器は、他のシリーズも目を惹くものばかりでいくつかコレクションしています。

手仕事の丁寧さ、日々の暮らしでの機能性、どれをとっても本当に素晴らしいものばかりです。

 

作家さんが生み出す器には、その人の手のぬくもりが宿っているような不思議な温かみが直に感じられる。そういう、器に宿る美しさに私は惚れ込んでしまうんだと思います。

こんな素敵な器に合わせて何の料理を作ろうか、、、と食卓に並んだ姿の妄想が止まらなくなったりして。

そんなこと考える時間もまた楽しくて、器に魅了されっぱなしです。

 



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