【料理家たちの夏とアペロ】柳瀬 久美子さん:胡瓜と香味野菜の実山椒オイル和え
クラシコサエルの読みものバトン【料理家たちの夏とアペロ】
人気料理家 7名による夏とアペロの楽しみ方を、レシピとともにバトン形式でご紹介します。
(※アペロ:夕食の前に食前酒を楽しむフランスの習慣のこと。)
4人目は柳瀬 久美子さん(@kumikette)。
現在はフレンチベースの料理・菓子教室とオンラインレッスンOsierを主宰し、教室ではフランス家庭料理をベースに薬膳の知識をを取り入れたメニューを提案するなど、様々な分野で活躍中。(プロフィール詳細は最後に)
① 夏のお楽しみ
冷え性でクーラーが苦手な私は夏でも温かい飲み物がデフォルトです。
そんな私の夏の飲み物は庭で育てているハーブで作るハーブティー。
毎年冬には葉を落としますが春になる頃に芽吹き初夏にはわさわさになります。
そこからはカットした方が新しい芽を出してよく伸びるので、ハーブティーにします。
ガラスのポットにハーブを入れ熱湯を注ぐと、ふわっと上がる湯気はもう良い香りです。
そのまま3〜5分程度蒸らすと透明だったお湯がほのかにグリーンがかります。
そっとポットの蓋を外し蓋の内側に付いた水滴の香りを楽しみます。
この蓋に付いた水滴はハーブの蒸留ですから雑味のない本当に良い香りなのですよ。
② 料理家的、今年の夏のトレンド
低アルコールのお酒
お酒大好きで、若い頃は「ヤナセさんと割り勘、割に合わない」と言われるほど飲めるヒトでした。(苦笑)が、寄る年波には勝てず随分お酒が弱くなりました。
いや、正確に言うと今でも相当飲めるのです。
でも翌日がツライ!それでもやっぱりお酒が飲みたい日はある!と思っていたら最近ビールも日本酒もワインも低アルコール商品が随分あることに気付きました。
夏はなにかとヒトと集まってお酒を飲む機会も多いので、この機会に色々な低アルコールを試してみようと思っています。
③ アペロのテーマ
家の毎日の食事のアペロ(晩酌とも言う)と、誰かを招いたときのアペロはちょっと違うと思います。
家の食事の前にちょっと一杯する時はそのまま夕ご飯のおかずにもなるようなものをアペロに出します。
誰かを招いた時のアペロなら用意する私自身も会話を楽しみたいので、作り置きの効くもの、または市販のものを活用してゲストと共にいられるようにします。
どちらにしてもアペロは料理がメインではなく、その時間を楽しむ事を大切にしたいと思っているのでお腹にたまらないものを少しずつ用意します。
突然のお客様とのアペロに困らないように日頃からちょっと素敵なパッケージの缶詰や瓶詰めをストックしておくと慌てないので重宝します。
④ 夏のアペロを愉しむレシピ
【胡瓜と香味野菜の実山椒オイル和え】
材料(2人分)
胡瓜(千切り)1本
茗荷(千切り)1本
大葉(千切り)3枚
長ネギ(小口切り)5cm
油揚げ(炙って千切り)1/2枚
塩 適宜
実山椒オイルまたはごま油 大さじ1
作り方
1.カットした野菜を全てボウルに入れて塩とオイルで和えて調味。
2.器に盛り付けかりっと炙った油揚げをトッピング。
柳瀬 久美子(@kumikette)菓子・料理研究家。国際中医薬膳師。中医薬膳茶師。 都内洋菓子店・レストラン勤務を経て渡仏。1988年~1992年をフランスで過ごす。 現在フレンチベースの料理・菓子教室とオンラインレッスンOsierを主宰。 近著「ジェラート・アイスクリーム・シャーベット完全版」主婦の友社刊 |
いかがでしたか?
クラシコサエルの読みものバトン【料理家たちの夏とアペロ】
人気料理家たちの夏とアペロの楽しみ方をレシピとともに参考にしながら、暑さをしのぎつつ、気持ちよく過ごせますよう。
次回は5人目、藤野 幸子さん(@sachiko_fujino)にバトンをつなぎます。
お楽しみに♪
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