[作家]加藤 直樹

【加藤直樹】平皿3寸
¥1,760
【加藤直樹】オーバルデッシュ
¥3,850
【加藤直樹】ゴブレットS
¥3,080
【加藤直樹】キャンバスプレートP2
¥6,600
【加藤直樹】ラウンドプレート20
¥3,960

備前焼が有名な岡山の土地で、水彩画のような淡い色彩が作風の「磁器」を作られている加藤さんのバックグラウンド。
「のんびり、マイペースに」作られた美しい器たち。

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01

陶芸の道へ…選んだのは“磁器”

僕は岡山県岡山市で生まれ育ち今もこの土地で制作をしています。
岡山県は備前焼に代表される工芸が盛んな土地です。
必ず一家にひとつは備前焼があります。

そんな土地柄が関係してか親戚のおじさんも備前焼作家でした。
僕が高校一年生の時にそのおじさんが突然僕を訪ねてきました。

「直樹くん、備前焼をやらんか?」

そこから僕の人生は急に焼き物中心に進んでいくことになります。
大学の進学先を陶芸家を多く輩出していた地元の大学に決め、卒業後は陶芸家になることを目指したのです。

大学を留年しかけましたがなんやかんやでなんとか卒業し思い描いていた陶芸家の道へ。
ですが初めに誘ってくれたおじさんと同じ備前焼ではなく、大学で出会った「磁器」の方へと自然と進んでいきました。

02

磁器の土の
“触り続けられる”心地よさ

磁器の土を触るようになったのは、そのリズムが合っていたからだと思います。
ここで言うリズムというのは制作と乾燥のタイミングです。

陶土は柔らかいうちに削りや加飾をするのが一般的ですが、磁器土は硬く乾燥してからも削りや装飾がしやすく、いつまでたってもひとつのものを触り続けられるという特徴があります。
のんびりマイペースにやりたい僕としてはこの「いつまでも触り続けられる」というのが心地よかったのです。

03

陶器の土地で
水彩画のような淡い陶器が
生まれた理由

ですが磁器土の専門的なことはあまり知りません。
数多くの失敗を繰り返し、時には先生や先輩、初対面の作家さんや材料屋さんにまで原因を尋ねながらやってきました。

いまだに失敗が多いのですが、失敗することが普通になり過ぎてあんまり落ち込まなくなりました。
メンタルが鍛えられてるというよりはむしろ鈍感になってきているような気もしますが。

たくさんの失敗をする中でいろんな気づきもありつつ僕の作品の特徴である水彩画のような淡い色彩へたどり着きました。

磁器産地にあるギャラリーの方にも「どうしてこの産地で加藤さんのようなアプローチの磁器の作風が生まれなかったのか不思議」と言われたことがあります。
それはきっと失敗続きの曲解に次ぐ曲解がもたらしたねじれの産物なんじゃないかと自分では思っています。

04

加藤 直樹(@naokishow

1979年 岡山県岡山市にうまれる
2002年 岡山大学教育学部卒業
2009年 十河隆史氏のスタジオアシスタント(~2012)
2015年 粘菌友の会 立ち上げ
2018年 うつわを作り始める

現在
・庭瀬陶芸工房講師
・IAC (インターナショナルアカデミーオブセラミクス)会員

【加藤直樹】平皿3寸
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【加藤直樹】キャンバスプレートP2
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