【わたしの愛用品】台所道具たち

2023.06.12

クラシコサエルの【わたしの愛用品】バトン企画。
まるっと1週間、6月7日(水)からスタート♪
第6走者はtomeさん(Instagram)です。


 

読み物バトン、第一回目のお題は「わたしの愛用品」。
台所にあるものはどれも思い入れが強いのですが、その中でも厳選した道具を
3つご紹介したいと思います。

料理の仕事では数か月先の季節のレシピを考えることが多く、
頭の中で今と未来を行ったり来たりしているのですが、アイデアが浮かばず切羽詰まったときは、思いっきり過去のことを考え歴史から学びます。
暮らしの道具もそんな歴史やストーリーのあるものが好きです。

朝起きてまずはお茶を淹れるのですが、10年以上毎日愛用しているのがこちらの茶器。

 

 

「南部鉄器カラーポット」

デザインもさることながら鉄なので時間が経っても温かい^^
フランスに旅行した際に立ち寄ったカフェの紅茶が、なんと!南部鉄器のポットで供されました。
南部鉄器自体は平安時代からあると言われます。
文化が廃れず、世界で愛されている日本の伝統工芸品の素晴らしさを感じました。
お茶が好きでさまざまな茶器を使用しましたが、
毎日使っても錆びることもなく手入れも楽で、鉄なので割れる心配もない私の相棒です。

次に、

 

 

「日本橋木屋 本目立 純銅おろし金」

こちらでぜひ大根をおろしてみてほしい!!!
父が大根おろしが好きで、研究(笑)していた時にわたしにも贈ってくれた品です。
「大根ってこんなに水分あったんだ!」と驚くほどみずみずしくおろせます。
裏面は目が細かく、薬味を削るのにぴったり。
こちらは江戸時代から姿形が変わっていないそう。
8年使用していてまだまだ切れ味抜群ですが、刃(目)が丸くなってきたら新しい目に修理し永久に使い続けられるとのことです。やってみたい(笑)
(余談ですが日本橋木屋さんのインスタグラム、おもしろいです)

3つ目は、

 

 

「鰹節削り」

おいしいだしをとりたくて、何年も検討していた品です。
新潟県三条市で作られた一生もののカンナ。削っていると鰹節と木の香りが相まってキッチンが癒し空間に早変わり。
なかなか上手に削れないので、まだまだ修行中です。花鰹ってすごいな。。と感心します!!

 

 

おだしの他にも削った鰹節はおひたしにのせたり、

 

 

炊きたて玄米に削りたての鰹節と生姜のすりおろしをのせて。
こんな贅沢はない!と思うわたしのごちそう。

こう見ると日本には、素晴らしい工芸品がたくさんありますね。
あわただしい日々も、心地よい道具の助けを借りてくらしを楽しみたいと思います。


【わたしの愛用品】バトン、明日は【連載】週末手土産会議で読みものを書いているクラシ(コサエル)ライターかつ編集長的場シオリ(instagram)でアンカーです!
お楽しみに♪





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